10月26日にコシナより初のCanon RFマウントの レンズ、Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical が発売されます。Canonが2018年秋に初のフルサイズミラーレスカメラをだして早5年。これまで海外メーカー製のRF用のマニュアルレンズは発売されていましたが、国内レンズメーカー製のものでは今回初のRFマウントレンズの登場となります。NOKTONのRFマウントレンズ、待望の発売の知らせに喜んでいる方もたくさんいらっしゃると思います。
マニュアルフォーカスレンズといえばやはりオートフォーカスレンズにはない少々粘り気のあるフォーカスリングの感触が大きな特徴であり、魅力でもあります。そして解放絞りF1の大口径レンズです。私は今までこれほどの明るいレンズは使ったことがないので、どんな環境で使うと絞りF1の強み、魅力を感じられるのかとても興味があります。
さらに電子接点が付いているのもこのレンズの特徴です。絞りやシャッタースピードの情報がカメラの液晶画面やファインダーで確認できるのでカメラを操作する上でも、オートフォーカスのレンズを付けているときと同じ気持ちで撮影に臨めそうです。
そして他のマウントのNOKTONレンズでも見られるような、絞りクリック切り替え機構が搭載されています。これは絞りリング開閉の際、クリック音を消すことができるので、動画撮影にも対応した機能です。
今回はこのレンズをカメラに装着したときの外観を見てみたいと思い、いくつかの機種につけて写真を撮ってみました。服やカバンと同様に、カメラやレンズもそれを持ち歩きたくなるかどうかという点で、外観は商品選びの大事なポイントのひとつであると考えます。
Canon EOS R6 MarkⅡにつけてみました。なんの違和感もなく、見事にフィットしています。
Canon EOS R5 につけてみました。レンズフードを取って写してみるとよりすっきりとした外観になります。ちなみにレンズの重さは650gです。CanonのレンズでいえばRF100-400mm F5.6-8 IS USM (約 635g) 、マニュアルレンズでいえば コシナの Carl Zeiss Planar T 85mm F1.4 ZE (680g ) あたりが近い重さです。
Canon EOS R3につけた姿もとても良いです。R3はR6 MarkⅡ、R5 よりボディが大きいせいかレンズとの見た目のバランスがさらに良いと感じました。今回装着した3機種は、どのボディにつけても持ち歩いてみたくなるような素敵な外観です。Voigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical レンズの高級感のあるルックスはCanonのミラーレスカメラに見事にフィットします。
マニュアルレンズでの撮影はフォーカスリングを回しながら一枚一枚撮っていくのでオートフォーカスレンズとはまた違ったテンポで撮影できるのが魅力です。そしてこのレンズをカメラにつけてピントリングに触れた時のフィーリングがとても良く、まさに「持ち歩いて撮影してみたい!」と思わせるものでした。発売日は2023年10月26日です。
今回ご紹介した機材です。新品はネットからご注文いただきますと2年保証つき!
今回レンズと組み合わせた機材です。