【Voigtlander】×E-mount ”APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical ”
世界最古の光学メーカーVoigtlander。
デジタル一眼カメラの最先端を走り続けるSONY。
本ブログでは『【Voigtlander】×E-mount 』と題して、ソニー Eマウント用フォクトレンダーレンズをスナップ撮影をメインにご紹介していきます。
今回はVoigtlander APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical。
35mm、65mm、ときてAPO-LANTHARシリーズからは3本目になります。
この連載を通してアポランターの性能の高さは十分に実感してきましたが、今回は特別なじみのある50mmという焦点距離で楽しんでみようと思います。
年末年始にかけて雨の降らない快晴がしばらく続きました。本日も絶好の撮影日和と行きたいところでしたが、残念ながら朝から曇り空。
そんな天候の中でもシーンを選ばない50mmという焦点距離はあまり身構えずにあちこち歩き回らせてくれます。この日訪れたのは井の頭恩賜公園です。
蔦をまとった木の幹をアンダー気味に設定しました。この日の天気とフォクトレンダーのクラシックな描写が良く合いました。
井の頭公園はどんな季節に訪れてもベンチが沢山の人で埋まっている気がします。食事をとる人、パソコンを持って仕事をする人、誰かとのんびりお話をする人。こんなにもたくさんの人が周りを気にせず自分の時間を過ごしていることに驚きと羨ましさを感じたりします。
少し離れたところにあるベンチへピントを合わせて1枚。低い位置での撮影はα7RIVのチルト式が使い勝手がよいです。NOKTONシリーズと比べて現代的な写りをするAPO-LANTHARですが、ぐるりと円を描く様な前ボケがかすかに現れました。細々とした風景だとやはりこういうボケが目立ちます。
ボートに限らず、建造物であったり無機質なものの撮影は高画素のシャープさが活かされます。
かなり冷えた日でしたがたくさんのボートが出航していました。ボートを楽しそうに漕ぐ人たちを見るとなんだかこちらまでワクワクしてしまいます。
公園を出る少し前くらいに日が射してきました。強い日差しのもとゴーストも現れました。ちょっと”エモい”雰囲気の写真が撮れたところでお開きにしようと思います。
いかがだったでしょうか。
普段AFレンズを使われている方でも、抵抗なく使いやすそうな印象を受けました。フードを付けなければ片手に収まるコンパクトなサイズ感であることも、またその理由の一つ。
Voigtlanderだからこそ味わえる50mm、ぜひ1度試していただきたい1本です。