今年もこの時期がやってまいりました「ペルセウス座流星群」
スイフト・タットル彗星(109P/Swift-Tuttle)を母天体とするこの流星群は、7月の中旬から8月の中旬にかけてみられ、その中でも最も活動が活発になるのが2022年8月13日10時頃と予測されています。
今年は過去に撮影したペルセウス座流星群の写真と合わせて、撮影におすすめな大口径広角レンズもご紹介いたします。
Nikon Z6II + NIKKOR Z 14-24mm F2.8 S
北の大地の農道沿いで撮影した流星の写真です。
観測できる流星の数が年間でも1、2位を争うペルセウス座流星群は1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群とともに「三大流星群」と呼ばれています。
流星群は宙の一点(放射点)から放射状に流れるように見え、その放射点がペルセウス座にあるためにこの名称がつけられています。
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III + M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
ペルセウス座と聞いて、「あれだ!」と指をさせる方は多くはないと思いますが、位置的には天の川上に見ることができます。
そのため放射点に向けてカメラを向けると、色の濃い天の川と写すことができます。
流星はいつ流れるか分からないのでいざ撮ろうとすると、インターバル撮影やリモコン等を使用して常に撮影し続けるのが、流星を写真に収めるコツになります。
撮影設定自体は通常の星空と大きくは違いませんので、もし初めてという方は下記の記事がご参考になれば幸いです。
【Wish Upon a Star】星空を見てみよう!!~下準備編~
【Wish Upon a Star】星空を見てみよう!!~準備編~
【Wish Upon a Star】星空を見てみよう!!~撮影編~
Canon EOS R + RF15-35mm F2.8 L IS USM
ペルセウス座は夕方頃には地平線の上にあります。
そこから徐々に高度を上げて明け方前には天頂近くにまで上がります。
流星の流れた元をたどると放射点に収束しますが、流星自体は放射点付近だけでなく、空全体に現れます。
いつ、どこに流れるか分からない流星を写真に残すのであれば、宙をなるべく多く切り取れる超広角レンズが有利になります。
星空撮影に向き不向きはありますが、必ずしもそれでないと撮れないということはありません。
しかしながら、いつかは手にしてみたい大口径の超広角レンズ。
そこでいくつかのメーカーから超広角レンズをはじめとしたおすすめレンズをご紹介いたします。
Nikon
AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8 G ED
Nikon D810 +AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8 G ED
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NIKKOR Z 14-24mm F2.8 S
Nikon Z9 + NIKKOR Z 14-24mm F2.8 S
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Canon
EF16-35mm F2.8L III USM
Canon EOS R + EF-EOS R + EF16-35mm F2.8L III USM
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RF15-35mm F2.8 L IS USM
Canon EOS R + RF15-35mm F2.8 L IS USM
【Canon】 R STYLE ~RF15-35mm F2.8 L IS USM~ – THE MAP TIMES
SONY
FE 16-35mm F2.8 GM SEL1635GM
SONY α7III + FE 16-35mm F2.8 GM
【飛行機を撮ろう】飛行機 x プロジェクションマッピング – THE MAP TIMES
FE 12-24mm F2.8 GM SEL1224GM
SONY α7III + FE 12-24mm F2.8 GM
【Go To フォト】12-24GMと星景撮影 – THE MAP TIMES
PENTAX
HD D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WR
PENTAX K-1 Mark II + HD D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WR
【PENTAX】K-1MarkIIで撮るキャンプ指南書 – THE MAP TIMES
HD DA★ 11-18mm F2.8 ED DC AW
PENTAX K-3 Mark III + HD DA★ 11-18mm F2.8 ED DC AW
【Wish Upon a Star】Vol.7 PENTAX HD DA★ 11-18mm F2.8 ED DC AW – THE MAP TIMES
FUJIFILM
フジノン XF8-16mm F2.8 R LM WR
FUJIFILM X-T4 + フジノン XF8-16mm F2.8 R LM WR
フジノン XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
FUJIFILM X-T4 + フジノン XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
OLYMPUS
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅢ + M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
【Wish Upon a Star】Vol.1 小型・軽量・大口径・超広角ズームレンズ – THE MAP TIMES
M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III + M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
2022年は、満月に近い月が夜の時間を煌々と照らしているため、肉眼観測での条件は悪くなっております。
しかし、もともとの流星数が多いのがペルセウス座流星群。
中には、大火球も流れることもあるため、極力視界に月を入れないようにして広く宙を見上げてみてください。
ペルセウス座流星群が最も活発に活動する「極大」となるのは、2022年8月13日午前10時頃。
そのため一番多く見られるのは2022年8月13日の夜明け近くであると期待されます。
それでも、ペルセウス座流星群自体の出現期間は7月17日~8月24日と予想されています。
この時期は規模が大きくないですが複数の流星群も活動期になりますので、天候や撮影地での事故等に気を付けて、ぜひ宙を見ていただければと思います。