アルカスイス規格の雲台、クイックリリースプレートのすゝめ Vol.2【フォトクラム雲台編】
前回の記事(Vol.1のプレート編)に引き続き、アルカスイス規格の雲台をご紹介していきます。
今回紹介するのはphotoclam(フォトクラム)のボールヘッド。平たく言うと自由雲台ですが、この手の製品は可動部のボールの大きさや締め付け具合などで信頼性、使い勝手や重量機材との相性に差が出てきます。
photoclam プロフェッショナル ボールヘッドシリーズ
サンドブラスト処理を複数回丁寧に行った手触りの良い外装に赤いハチマキが似合います。
CanonのLレンズあたりとの組み合わせはハマるのではないでしょうか。
機材に合わせて選べるサイズのバリエーションも豊富で、最小モデルのPro 30NS(自重294g)でも耐荷重30kg!!!
そして大物もご紹介…
自重1.420gでありながら耐荷重100kgを誇る圧巻の最大モデルPro 74NSもラインナップ。
建築用途など頑強であるに越したことがない現場での機材積載、撮影用とには是非ご導入ください。
クイックリリースクランプの締め付けにはスクリュータイプを採用。
アルカスイス規格とは謳えど若干マージンにバラつきがある各社ブランドを混在で利用する方にはスクリュータイプがおすすめです。
フリクション(ボール部を緩めた際のテンション)も調整できます。
別のフリクションノブを搭載した製品もありますが、photoclamは慣れれば不意に触って調子が変わることのないボールヘッド固定ダイヤルとの一体型です。
・photoclam プロフェッショナル ボールヘッドシリーズは>>コチラからどうぞ。
続いてphotoclam プレミアムボールヘッド雲台 Pro Goldシリーズ
こちらはさらに高級感を増したプレミアムシリーズ、金色の帯がキラリとしています。
こちらはNikonの金帯の大口径レンズシリーズなんかに似合いそうですね。
先に紹介したシリーズに比較して、より重量機材寄りのサイズのラインナップになっております。
写真は同じ耐荷重の50mm プレミアムボールヘッド雲台 Pro Gold Vの3種です。
違いはヘッドのクイックリリースクランプの締め付けタイプとパンニング機構の有無。
「QR」タイプ(レバークランプ)
こちらはシンプルなレバークランプタイプ。スクリュータイプに比べて着脱が容易で、出っ張りも少なく便利です。
真ん中の写真の位置まで緩めると、横へスライドさせて引き抜ける締め具合に。
レバーのロックピンを解除しながら完全開放すると真上からスポッとカメラを外せます。
前述の通りアルカスイス規格のクイックリリースプレートと言えどもブランドによって若干幅にバラつきがあります。
クランプ自体の幅を調整するネジが付いてはいますが、レバータイプのクランプを使用する場合はプレートのブランドは統一しておいたほうが運用上便利です。
「PQR」タイプ(レバークランプ+パニング機構)
こちらはレバークランプタイプで、さらにクランプの下に流し撮りなどに便利なパニング機構を有するタイプです。
不整地などでボールを傾けて水平出しをした際などにも、クランプ部にパニング機構があると構図の調整に便利です。
「PQRS」タイプ(スクリュークランプ+パニング機構)
こちらはパニング機構を持ち、クランプの締め付けにスクリュー(ねじ締め)タイプを採用したもの。
クイックリリースプレートのブランドが混在している場合などはこちらを選ぶのが良いでしょう。
プレミアムボールヘッドPro Goldシリーズは>>コチラからどうぞ。
耐荷重70kg、ボール径54mmの「Pro Gold VI Easy PQR」を手持ちのGITZOのシステマティック4型カーボン三脚に装着してみました。
GITZOのノアールデコールと呼ばれる色合いにも中々似合います。
photoclamカラーバリエーション
現在はスタンダードなブラックカラーのみ商品掲載をしておりますが、カラーバリエーションもお取り寄せ可能です。お気軽にお問い合わせください。
優れた固定力を誇るアルカスイス規格のボールヘッド(自由雲台)の一覧は>>コチラ
アルカスイス規格のクイックリリースプレート等の一覧は>>コチラ
前回の記事:アルカスイス規格の雲台、クイックリリースプレートのすゝめ Vol.1【プレート編】は>>コチラ