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【マップカメラ鉄道倶楽部RailMap】コリドラスの夏休み旅行記08(その1)

こんにちはコリドラスです。おかげさまでマップカメラ鉄道倶楽部も発足2周年を迎えました。
当初はどうなることかと思いましたが、ネタ不足に負けず「よく続いたなぁ…」と関心しております。

改めて過去の記事を振り返ってみると、運転手になることを夢見ていた幼少の頃の車両に対する思い入れが
強いのでしょうか? 昔の列車を振り返る内容が多かったなと感じます。
そう考えるともう一度乗ってみたい、見てみたい車両がいくつか浮かんできました。
2008年9月。今年もちょっと遅めの夏休みを頂き、思い出の電車を求めて関西まで遠征をしましたので、
また今年も「コリドラスの夏休み旅行記」を紹介させていただきます。

まずは「東海道山陽新幹線のカウントダウン」でも触れた初代0系新幹線を。
初代0系新幹線は平成11年9月に東海道新幹線(東京~新大阪間)から姿を消した後も、山陽新幹線(新大阪~博多間)で
活躍していましたが、今年の11月30日をもっての引退が決まっており、世界の鉄道史を塗り替えた名車もいよいよ
見納めとなってしまいました。
0系新幹線は東京オリンピックが開催された昭和39年の東海道新幹線開業時にデビューし、44年後の北京オリンピックの
年に歴史の幕を降ろすことになります。かつて新幹線計画が戦前の弾丸列車計画(対馬海峡をトンネルで抜け、中国の奉天
(現在の瀋陽市)まで結ぶ)まで遡ることを考えると、不思議な巡り合わせを感じます。

岡山駅に入線する0系新幹線(こだま639号)
岡山駅にて(使用機材:Nikon D300 + AF-S ED80-200mmF2.8D)

関東で生活をしているとなかなか見ることのできない0系新幹線。動く姿を見たのは何年ぶりでしょうか?
近頃は700系やN700系などスマートな車体ばかり見ていたので、改めてまん丸とした鼻を見ると、
とても愛嬌のある顔に見えてきました。

かつて東海道新幹線で活躍していた頃は長い16両編成でしたが、今では半分にも満たない6両編成。
ホーム中央の階段付近にしか停まらない短い編成には、かつての迫力を感じる事ができなくなってしまいました。
岡山駅に停車する0系新幹線(こだま639号)
岡山駅にて(使用機材:Nikon D300 + TAMRON AF18-50mmF2.8XR Di II)

未だ現役とはいえ、運転本数がめっきり少なくなっている0系は、かなり西の方まで行かないと日中見ることはできません。
他の予定を考えるとこれが最後…。とあきらめていたのですが、運の良いことに泊まったホテルは広島駅を一望できる部屋。
ホテルの窓から広島駅23:15発のこだま号を見送る事ができました。
広島の駅を出る0系新幹線(こだま682号)
広島駅のホテルより撮影(使用機材:Nikon D300 + AF-S ED80-200mmF2.8D)
シャッター速度1/20秒 絞りF2.8 ISO 1600

個人的にあまり縁のなかった高感度撮影。高感度ノイズ低減の「弱」設定の仕上がりは、後で見てビックリ!
D300の機能に改めて感動したワンシーンでした。

翌朝、バスで山陰に抜ける予定で再度時刻表に目を落とすと、もう一度チャンスがあることが判明。
広島駅に入線する0系新幹線(こだま629号)

広島駅に停車する0系新幹線(こだま629号)1 広島駅に停車する0系新幹線(こだま629号)2
広島駅で最後のお別れをしてきました。
青地に白文字の行き先方向幕や自由席表示もLED表示が主流の現在では希少物。
懐かしさだけが思い出されます。

かつて東海道新幹線から引退したときは、ヘッドマークが用意されていたのを昔のアルバムで思い出しました。
今回も同様の装飾がされるの分かりませんが残り2ヶ月、ファンの目を楽しませて欲しいものです。
東海道新幹線0系さよならマーク付き
1999年9月名古屋駅にて(使用機材:Nikon F4s + Tokina AT-X270 AF Pro)

最高速度210km/h、東京~新大阪間を3時間10分で結び、「夢の超特急」として人々の憧れと、高度経済成長を支えた
0系新幹線は、またみんなの夢の中へ帰っていきます。

つづく。

[ Category:etc. | 掲載日時:08年09月15日 23時34分 ]

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