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センターGNDがフィルターワークを強化する最高機材でした【marumi】

センターGNDがフィルターワークを強化する最高機材でした【marumi】

marumiの角型フィルターに新たなアイデアが登場。

 

当店で保護フィルターとして高品質かつ人気を誇るマルミ光機(以下、marumi)のEXUSシリーズ。

そのEXUSシリーズは保護フィルターのみならず、

さらに強化ガラスを採用した「EXUS SOLID」、

カラーバランスも一新した「EXUS CIRCULAR P.L MarkII」、

減光の質も妥協しない「EXUS ND」

と、どのフィルターも利用する方から信頼の声を得ています。

 

さらにmarumiはフィルターワーク愛好家のための角型フィルター「M100」も展開しています。

昨年の12月10日に、センターグラデーションND(以下、CenterGND)が発売されました。

今回はその効果と以前から発売されているほかのグラデーションNDとの相乗効果についてご紹介します。

marumi M100とは?という方はこちらをご覧ください。

最新の角形フィルターを試みる
 

CenterGNDは以下の写真のように、減光する部分が中央部直線に施された角型NDフィルターです。

 

状況下によって活躍するNDは様々ですが、特に日の出や夕日の撮影のような全体と一部分のコントラスト差が著しい部分はND16が、部分的に明度の高い箇所の調整にはND4,8が活躍します。

作例をご覧ください。

 

Nikon Z6 – Z 70-200mm F2.8 VR S – marumi CenterGND16
1/100 – F8 – ISO100 – 74mm

 

CenterGNDを採用することで、朝日の輪郭を捉えることができます。

NDなしだと白飛びしてしまう雲もND効果で雲のシルエットも返ってきます。

朝日の下の一直線に広がっている雲がCenterGND特有の境界部を感じさせません。

 

Nikon Z6 – Z 70-200mm F2.8 VR S – marumi ND16 – CenterGND16
1/3 – F10 – ISO500 – 74mm

 

こちらはCenterGNDが逆効果な例です。

CenterGNDの境界部がハードGNDの境界を採用しているため、減光したい部分とその周辺部に境界線となるようなものがないと、太陽のような減光部が一点だと他の部分が減光されているのが目立ってしまいます。

 

Nikon Z6 – Z 70-200mm F2.8 VR S – marumi ND16 – SoftGND16
1/6 – F8 – ISO250 – 74mm

 

減光のし過ぎで、太陽以外の周辺部が暗すぎたのが多少後悔していますが、

先ほどの雲の位置に境界を合わせ、ハードGNDを採用するか、減光の境界がなだらかなソフトGNDを採用すると自然な減光になります。

 

今までは、CenterGNDを横一直線で使用した例をご覧頂きましたが、M100はフィルターリングを装着して使用するのでフィルター自体を横向きにして使用することもできます。

 

Nikon Z6 – Z 70-200mm F2.8 VR S –  CenterGND16
1/30 – F8 – ISO100 – 74mm

 

先ほどの状態でCenterGNDを縦一直線で使用した例です。

朝日だけでなく、朝日に照らされている水面も減光され波が立っているのがきれいに撮影できます。

しかしながらこれも、縦一直線にNDを使っていることがわかりやすく、写真としては不自然になってしまいます。

 

 

ソフトGNDと組み合わせれば自然な写真になるのでは?と考えた筆者は、その組み合わせを思いつきましたが、装着しているフィルターに対して垂直には装着できないので、このように手でフィルターを抑えながら撮影をしてみました。

 

Nikon Z6 – Z 70-200mm F2.8 VR S –  CenterGND16 – SoftGND8
1/30 – F4.5 – ISO100 – 74mm

 

上からSoftGNDを施しました。CenterGNDの境界部を若干抑えることができました。

しかしながら、画面上部がまだ少し減光した境界部が残ってしまったので、CenterGNDを16ではなく4にしてSoftGNDは8にすればもう少し自然な結果になったかなと執筆しながらまたリベンジできればと思います。

 

Nikon Z7 – NIKKOR Z 14-30mm F4 S – marumi StarScape – CenterGND8 – SoftGND8

“10 – F4.5 – ISO640 – 15mm

 

太陽に対してはこのように境界部を特に意識しながら撮影をする必要がありますが、夜景撮影には境界部を気にせず、減光したい部分を自由に設定できます。

この写真は現像を施している一枚ではありますが、コントラスト差が激しいところにマスクをかけて露出を抑えようとするとどうしても色の出方が無理をし始めてしまいます。

今回は白とびしてしまう月の部分にCenterGNDを施し、キャンプのテント部分にSoftGNDを施すことによって、富士山と星を適正露出で撮影することができます。

露出差は±1程度であればRAW現像の際でも自由に手を加えることができます。

撮影の段階で完成を目指すのもありですが、現像のしやすいRAWデータを撮影するためにもmarumiのGNDは大きな役割を果たします。

 

いかがでしょうか。

湿度が低く澄んだ空に太陽も月も星もキレイにとれる冬だからこそ、marumiの角型M100シリーズで最高の一枚を納めてみてはいかがでしょうか。

 

▼marumi センターGNDはこちら▼


▼marumi 角型NDはこちら▼

[ Category:etc. Nikon | 掲載日時:21年02月10日 20時00分 ]

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