ハッセルブラッド新製品発表会
注目の新製品を続々とリリースするハッセルブラッド社。今期も新製品の登場が続いています。そんな製品群を一堂に集めたイベントが都内で開催されました。
場所は東京、六本木にあるスウェーデン大使館。さすがハッセルブラッド、スウェーデンを代表するカメラメーカーである事が伝わってきます。
開場前から大勢の招待客が訪れています。
ブースにはハッセルブラッド社のプロダクトがズラリ。ここまで多数のボディが並ぶと壮観ですね。
『Hasselblad Stellar』、グリップやレザーのバリエーションの豊富なコンパクトなラグジュアリー機です。
『Hasselblad Lunar』。ウッドグリップやカーボングリップも並び、それぞれの素材による表情の違いがよくわかります。北欧のシンプルなデザインテイストでまとめられた館内、そんな中で一際目を引くのが、ハッセルブラッド社のプロダクトです。
そして…今回の主役はこのボディ。
『Hasselblad HV』、先日発売が開始されたばかりの新製品であり、斬新でラグジュアリーなハッセルブラッド社のデザインエッセンスはそのままに、フルサイズボディの高い描写性能を備えた新鋭機種です。
奥の会場ではプレゼンテーションに向けての準備が着々と進められています。
まずは駐日スウェーデン副大使のウルフ・ソルマック氏からの挨拶。大使館前の桜並木の蕾がほころび始めている事にふれ、”美しい日本の季節である春、その素晴らしい景色をとどめるのに、最高のカメラが揃いました。素晴らしいハッセルブラッド社のプロダクトで美しい季節を写し取ってください”とコメント。
ハッセルブラッドジャパン社長のウィリアム・ペンライス氏からも挨拶が。“人生はカメラに例えられるのではないか、自身にとって大切な事へしっかりと見極めフォーカスし、撮影する。そこで失敗したとしてもめげずに、チャレンジをして行く。”数々のカメラをリリースしてきたハッセルブラッド社、そのプロダクトに対する思い入れを感じさせるコメントがなされました。
ここで一転、ハッセルブラッド社のヒストリーをまとめたムービーが。初代1600Fからスペースカメラとしての活躍、そして『Hasselblad HV』の誕生に至るまでの歴史が描かれます。
プロのフォトグラファーである腰塚光晃氏による撮影実演も実施。ストロボを使用せず、室内灯だけの撮影でも”高い高感度耐性のお陰で実に使い勝手が良い”とコメント。また”AFスピード等の使用感も良く、仕事の撮影でも十分通用するレベル。また日本限定100台というプレミアム感もあり、価値のあるカメラではないか。”と結んだ。
また、CMOSセンサー搭載の中判デジタルカメラ『H5D-50c』での撮影実演も実施。実演を行ったフォトグラファー芦崎加奈氏も”これまでのデジタルバックでは考えられない高感度耐性が魅力的。光の少ない悪条件の場所でも撮影が出来、これまでより多くの可能性を感じる事の出来るボディ”であると述べた。
『H5D-50c』は存在感のあるボディ。ハッセルブラッドのロゴが燦然と輝きます。
セレモニー終了後は談笑の時間が。シャンパンや軽食が振る舞われる中でも新登場のハッセルブラッド・プロダクトの人気は高く、アパレル等の関係者も多く招待された今回の発表会の中で、『Hasselblad HV』のデザインや存在感への注目度の高さが感じられる1コマとなりました。
フィルム機から脈々と受け継がれるハッセルブラッドのアイデンティティ。“人生”と比する程に語られるカメラへの情熱があってこそ、この魅力が生まれるのでしょう。
『Hasselblad HV』そこに込められた哲学、そしてその完成度を伺う事の出来た発表会となりました。限定100台限りの販売という事ですが、3月31日までは『Hasselblad Stellar』をプレゼントするキャンペーンも実施中。ぜひご検討頂ければと思います。