タイトルから察するにほんわかしたイメージかというと、さにあらず。
乙女だけが持ちえる独特の緊張感、和風美人の妖艶さもバッチリ収められており、
脱力写真のテーマにだまされるとその衝撃にガツンとやられます。

中でも被写体になった彼女たちの率直なレポートには興味がわきます。

撮られる側の本音ってなかなか聞けないモノですが、
街角で直接の直談判の末の急なモデル体験、
直後に綴られた赤裸々な感想は、
あ、撮られている時にはこんな事考えてたのかと、妙に感心させられたり。

著者作品から垣間見れる撮影情景は、
乙女を可愛く撮りたい人に、可愛く撮られたい乙女に
近道を教えてくれる道標…かもしれません。

春にピッタリ！タイトルと表紙に惹かれた方に
ぜひ手に取っていただきたい一冊です。

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