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マップカメラスタッフが語る「ニハチ」の魅力~Leica Elmarit M28mm F2.8 2nd~

マップカメラスタッフが語る「ニハチ」の魅力~Leica Elmarit M28mm F2.8 2nd~

「ニハチ」

カメラ業界でニハチと言えば28mmかF2.8を意味する言葉として使われています。
本ブログでは、マップカメラの28周年をニハチとかけ、マップカメラスタッフ一押しの「ニハチ」レンズを通し、「ニハチ」の魅力を皆様に紹介していきます。

毎日28mmかF2.8のどちらかが掲載されますので、お見逃しなく!!

本日ご紹介する「ニハチ」は… 『Leica Elmarit M28mm F2.8 2nd』です!

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今回ご紹介するレンズは28mmのエルマリート、その第二世代です。以前私が新旧世代の比較をした「旧」の方がこのレンズで、今回の写真と併せてお読みいただくとよりお楽しみいただけるかもしれません。こちらのリンクからどうぞ。【Leica】新旧ライカレンズくらべ ~Ermarit 28mm~

雨雲垂れ込める夏の午後と言えば、私の中では逗子に行くべしと、そう相場が決まっています。
エルマリート28mm2ndとM10で撮影するモノクロ写真でお楽しみください。










私の祖母は幼少期を和歌山で過ごしていました。その影響もあってか家族で週末に海へ足を向けることも多く、それは習慣として変わらず健在です。私にとっての海というと専ら東海道の辺りのことだけを指す事になってしまうのですが、行く先々、その狭い範囲でさえ海岸線の様相は大きく異なります。その結果「こんな日にはこの海が良いな」と思うための曖昧なモノサシが形成されたのです。

それなりの湿度を湛えた真夏日、海面に落とすまいとぎりぎりのところで踏ん張っている水蒸気を見上げるには、内海から相模湾を望むべきです。感度を上げず、絞り開放と速めのシャッタースピードで写せば、実際に見ているよりも僅かに涼しくその風景を閉じ込めることができます。そうして写した写真から感じ取れる印象は「暗く不気味」ではなく、土地と空気に抱かれた安心感。

・・・

今回の撮影では敢えてM10モノクロームではなくM10を使用しました。それは写りを追求する為の選択ではなく、もし雨粒が煩いことがあったとしてもシャッターの音を聞いていたいと思ったため。結局傘を開くことは無かったのですが、音もなく雨を垂らす空に花を添えることができました。
レンズのほうはもう少し緩く写すかと思っていたのですが、重箱の隅をつつくような粗探しをしない限りは気になる部分を見つけられませんでした。広角の画角で、なおかつ開放でもF2.8ですから、優しめのボケ感と懐の広い被写界深度が画の一体感をより演出してくれたようにも思います。いずれにせよ、機材選びも撮影地選びも及第点を大きく超えることが出来ました。

今年の梅雨は早々に明け、そしてまさか夏に被さってくるとは誰が予想できたでしょう。
気温も湿度も気圧も安定することを知りません。体調には十分注意して、良い夏をお過ごしください。
それでは。

毎日更新中!この他の『マップカメラスタッフが語る「ニハチ」の魅力』はこちらからどうぞ
28人の28mm編F2.8編でお送りしております!少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

↓コミュレビ「28グランプリ」詳細はこちら↓

[ Category:Leica | 掲載日時:22年07月17日 15時28分 ]

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