今再びのCONTAX! Vol.32 Planar T*100mm F2
前回に続き、数あるCONTAXの銘玉をご紹介していく
「今再びのCONTAX」
今回はPlanar T* 100mm F2 AE Germanyをご紹介!
Planar T*85mm F1.4 という銘玉の輝きと名声の大きさに
隠れてしまって、初見では地味な位置付けですが
実力は銘玉たるT*85mm F1.4と何ら遜色のないレンズ。
むしろ、より整った画角が個人的には魅力なところです。
100mm 1/200秒 ISO100
ピントの立ち方が気持ちいい、というか心地よい感じ。
像の結びに濁りがないので、そう見えるのでしょうか。
100mm F4 1/400秒 ISO200
クリアな色味にキレッキレのピント。
その時の光が忠実に描かれていて、惚れ惚れしてしまいます。
100mm 1/125秒 ISO100
清涼。
100mm 1/1250秒 ISO100
撮れば撮るほど、このレンズに惹きこまれていく。
100mm 1/200秒 ISO100
逆光のハレーションも嫌な成分が混じっていません。
100mm 1/160秒 ISO100
この写真をじっくりと見て気付きました。
日暮れの暖色に照らされた提灯、日陰のやや薄暗い色。
ガラスや縄、提灯 その諸々の質感の描写の見事な様。
フィルムを思い起こさせるコントラスト、階調の絶妙さ。
100mm 1/100秒 ISO100
絞ってみれば、煙の濃淡までくっきりカッチリ写っています。
開放の柔らかさと絞った時の生真面目な写りのギャップは
中望遠の醍醐味の一つですね。
100mm 1/200秒 ISO100
こちらも大体F4~5.6くらいの絞りですが
現行レンズで撮ったと言われたらそのまま信じてしまう解像力。
像の滲みなどほとんど感じさせない写りはさすがです。
100mm 1/2000秒 ISO6400
こちらは高感度モンスターα7SIIとのコラボレーション。
高速シャッターとF8で動きのある水の一瞬を捉える事が出来ました。
ノイズ処理は一切なし、拡大してみると落下地点は
完璧に動きが止まっていて感動しました。
100mm 1/2000秒 ISO640
モノクロで撮ると豊かなグレートーンに溜息が出そうです。
Planar T* 100mm F2 は開放から実に優れたレンズです。
α7Sというカメラのセンサーは素晴らしいものです。
α7Sが見せてくれたツァイスのレンズの世界はとても明るいものでした。
100mm 1/2000秒 ISO100
各社色んな中望遠で撮ってみて思ったのは
中望遠というのは個性とガラスの塊のレンズだらけだ、という事でした。
Planar T*85mm F1.4 を名実ともに誰もが認める主人公格の存在とすれば
Planar T* 100mm F2は名声という華はなくとも、85mmでは得られない画角の妙をもって
誰しもに認められているレンズではないでしょうか。
100mm 1/2000秒 ISO6400
日が沈み気味でしたがまるで明るい時間帯のように撮れました。
憩いのひと時を邪魔する私をいぶかしげに見つめる猫様。
一日一猫撮ってみたいものです。
使用したカメラは今回はα7SIIです。
初代であるα7sが約1200万画素という唯一のセンサーで高画素時代に一人立ち向かったカメラは
他に類を見ない存在となりました。
初代α7Sと同じセンサーということですが良い意味で少し変わったような気がします。
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コレがないと始まらない!マウントアダプターです。
オールドレンズと最新機器の橋渡し役を担う大切なモノです。
今回はCONTAX RTS用(通称ヤシカコンタックス)のレンズなので
それに合ったアダプターをご紹介です。
また、マップカメラオリジナルのコンタックスRTSマウント用
ボディキャップ、レンズキャップもご用意ございます!
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実はこのレンズを持ってイルミネーションを撮ってきました。
中望遠が見せる光の世界に魅せられました。
こちらも併せてご覧いただけると幸いです。
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