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【マップカメラ情報】初めてのクラシックカメラその4★オールド・アメリカARGUS C3

2号店2階クラシックカメラコーナーより♪

クラシックカメラで撮影したことはありますか?
「クラシックカメラ」・・・!憧れの存在ですよね。

実際の撮影ってどんな感じなのか、
クラシックカメラでの撮影に挑戦しています。

第4弾はこちらです☆
ARGUS C3
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アーガスは米国の会社です。
コダックとともに、アメリカ人にとって非常にポピュラーなメーカーなようです。

とりわけ1939年に発売されたこちらのアーガスC3は
人気があり、1966年まで製造され、
一般家庭で長く愛用されたようです。

写真のとおり、四角いボディが印象的です。
この見た目で、「Brick(レンガ)」という愛称で親しまれたとか。
レンガ型の箱にレンズやダイアルなどを取り付けたようなデザインです。

アーガスC3が使われていた頃の米国はどのような時代だったのでしょうか。

1930年代は世界恐慌で、ずっと不景気だったようです。
そして、発売年の1939年は第二次世界大戦が勃発した年です。
戦争景気によって好景気に持ち直し、
1945年にはご存知のとおり、米国の勝利で第二次世界大戦が終戦します。
終戦後は勝利国だったことも手伝い
経済は非常に活性化し、1950年代には大好況となったようです。

「古き良きアメリカ」というと、西部開拓時代と、1950年代を指すそう。
ハリウッド映画の黄金期と呼ばれるのもこの時代です。

大衆文化が花開き、アメリカの幸せそうな家庭像を思い浮かべます。
このカメラでは、そうした米国の当時の一般家庭で
幸せな写真がたくさん撮られていたのでしょうか。

そして、60年代に入ると1965年にはベトナム戦争が始まります。
マップカメラのあるスタッフは、
ベトナム戦争の米兵が持っているイメージがあるとか。
一説では200万台売れたということなので
発売が終わった後も、60年代頃はまだまだ使われたのでしょうか。

長い期間作られているので、カメラ1台1台、どういうシーンで
撮影されたのか、さまざまな歴史がありそうですね。

このような長い期間作られたカメラですが、
途中でわずかな改良があったのみで
基本的な構造はほぼ変わらなかったそうです。
ちなみに後期型には外付けの専用露出計が付き、
シャッター速度の表示が秒数ではなく4から8までの数字になったようです。
今回使用したカメラはシャッターダイアルが秒数ですので
前期型ということになります。

さて、では使い方も簡単にご説明します。

右側面のボタンを押して裏蓋を開きます。

フィルムを入れて2から3回巻き上げます。

巻き上げが、このカメラのポイントです!
このまま巻き上げても止まってしまって巻き上がりません。
レバーをスライドさせてみましょう。
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下の左の写真で指差しているストッパーになっている部分が上に上がります。
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レバーをスライドさせた状態で少しフィルムを送ります。
またストッパーを戻して、軽く止まるまで残りを巻き上げます。
強く巻き上げすぎるとフィルムがちぎれてしまいますので気をつけましょう。

1コマ分で止まるようになっています。
レバーをスライドさせたままだとずっと巻き上がってしまいます。
「レバーをスライドさせて少しだけ送る」というのがポイントです。

カウンターは順算式です。手動で「1」にセットします。

シャッタースピードは、
シャッターボタンに「B」のバルブと通常撮影時の「I」があり、
前面にシャッターダイアルがあります。
1/10秒から1/300秒までです。
フィルムはISO100程度がいいでしょう。

絞りは、レンズの前面を回して合わせます。
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ピント合わせはカメラ前面にあるダイアルを回して合わせます。
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ファインダー窓は2つあります。
左の窓で画角をみて、
右の下半分が黄色がかった窓でピントを合わせます。

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シャッターをチャージします。
下の黒いレバーを、レンズ側へ傾けます。
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シャッターをきると、黒いレバーが下向きの位置に戻ります。
ちょうど指を置きやすい位置で、
ぶつかってとまってしまうことがありました。
みなさまもお気をつけ下さい。

全部撮り終わったら、巻き戻します。
レバーをスライドさせながら
底面にある巻き戻しノブを回します。
「ガリガリゴリゴリ・・・」
大胆に巻き上げます。
巻戻しにもアメリカンな無骨さを感じます。

さて、作例もご紹介します。
今回は鎌倉の街で撮影してみました。

そこそこ大きさ、重さのあるボディですが
この可愛らしさが使っていて楽しくなります。

鎌倉駅で降りて、鶴岡八幡宮に向かいました。

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米国つながりでやっぱりフィルムはコダックでしょ!と思い
コダックのネガカラーフィルム、ゴールド100を使いました。

ちょっと懐かしい写りですね。

箱型なのでカメラにそこまで気を使わなくてもいいのは
お散歩していて気が楽です。

使ってみた印象としては、
ドイツ・日本が作るカメラとは何かが違う、
「アメリカ」的なカメラという印象です。

カメラにもこうしてお国柄があらわれて面白いですね。
クラシックカメラの新たな楽しみを発見しました。

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ぜひ、クラシックカメラに挑戦してみませんか?

クラシックカメラと一緒にお散歩楽しいですよ♪

クラシックカメラは2号店2階にて取り扱っております。
お問い合わせは03-3342-3382までどうぞ!

[ Category:etc. | 掲載日時:12年04月04日 21時00分 ]

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