【マップカメラ情報】孤高のシステム CONTAX AX!
1975年、西ドイツのCarl Zeissと日本のYASHICAとのコラボレーションで誕生したコンタックス一眼レフ。
その後、メーカーは京セラに変わりましたが、一貫して守り抜いて来たのは、レンズの性能を最大限引き出すためのボディという思想。
そのため、時代がAF(オートフォーカス)全盛になっても、MF(マニュアルフォーカス)にこだわってカメラを作り続けていました。
MFを前提に作ったシステムをそのままAFにすれば、レンズ性能に僅かながらも影響が出る・・・そんなほんの少しの妥協すらも許さないというのが、Carl ZeissとCONTAXの考え方でした。
そんな中で、1996年、CONTAXがオートフォーカスに対するひとつの答えを出しました。
それが、CONTAX AXに搭載された、名付けて、オートマティック・バック・フォーカシング(ABF)システム!
レンズは、従来のマニュアルフォーカス用のものをまったく変えずにそのまま使用。
レンズを動かさず、ボディ内のフィルム面を前後に動かすという仰天の発想で、AF化を実現したのです。
後継の機種が発売されることのないまま、京セラのカメラ事業撤退で、生産を終えることになってしまいましたが、このカメラこそ、何者にも妥協することのない、究極のシステムだったと言えるでしょう。
ボディの中にボディが入っているような仕組みのため、随分大きく感じますが、実際に握ってみると、大ぶりのレンズとのバランスも良く、意外に手にフィットして持ちやすいです。
マップカメラ1号店4階にご来店いただければ、そんな孤高の名機を実際に手に取ってご覧いただけます。
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