今日は私の愛する”娘”についてお話させていただきます。

「PENTAX 67Ⅱ」です。

私が67Ⅱの魅力に出逢ったのは、2年以上前のことです。
それまでの私は35mm一眼レフカメラしか使ったことがなく、中判カメラには興味がありませんでした。
私は「空」を被写体にすることが多く、気に入ったカットは2Lサイズに伸ばしていました。
そんなある日、私は知人からこう言われました。

「せっかく空を撮るなら中判カメラ買ったら？2Lに伸ばしたらすごく綺麗だよ。」と。

私は彼の話を聞いている内に、中判カメラへの興味が強くなっていきました。
雑誌やカタログに目を通した私は、一台のカメラに目が留まりました。
それが、PENTAX 67Ⅱでした。
初めて手にしたカメラがPENTAXだったせいか、PENTAXには何か愛着のようなものを感じます。
中判カメラの中でも1,2位を争おうかというくらいのブラックで大きな体。
若干手が大きめな私の手にもガッチリとフィット。
35mmマニュアルカメラのようにフィルムを通し、巻き上げ、シャッターをきる。
大きなミラーが「バシャン!」と豪快に動き、カメラを持つ手にもその躍動感が伝わる。
35mmよりも重く感じられる巻上げが「生きている」感を強く感じさせる。
手に取った瞬間に私の体に、恋に落ちたような感覚が走りました。

「俺の写真人生にはお前が必要だ!!」と直感しました。
今日からお前も俺の仲間だ、いや、娘だ。これからは俺がお前の面倒を見てやるからな。と、心に想う。

出逢ってくれて　ありがとう。