梅雨の説明書 vol.17 雨も滴るオリンパス~雨の中での撮影の楽しさ、そして難しさ~
OM SYSTEM / OLYMPUSOM SYSTEM ズームレンズOM-1スタッフおすすめ機材ズームレンズを楽しむ厳選アイテム梅雨梅雨前線異常なし鉄道/飛行機雨も滴るオリンパス
例年にないスピードで各地の梅雨明けが発表されています。真夏のような日差しの日もあり、梅雨のシーズンも終盤を迎えています。 とかくマイナスイメージの強い梅雨ですが、今年はここ数年よりも気分的に開放感もあり、外出の機会も多かったと思います。 折角なので梅雨を思う存分楽しんでみては、そんな意図で企画したマップカメラの「梅雨の説明書」。
梅雨を徹底的に楽しむための情報を随時発信してまいりましたが、こちらも終盤。 「梅雨の説明書」をご参考に、残りわずかの梅雨を素敵に楽しくお過ごしください!!
この日の都内は朝から雨。梅雨空に向かって飛び立つ飛行機を撮ってみたいと思った私は、羽田空港の第一ターミナルに向かいました。防滴に強いOM SYSTEM OM-1とOLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC 1.25x IS PRO の組み合わせを体感するのに良い機会でした。
空港の展望台に来てみると雨に加えて風も吹いていました。早速準備にとりかかり、レインコートを着て撮影に臨みました。
撮影はカメラのAFをC-AF+トラッキング、被写体検出は飛行機にセットしてシャッターをきり始めました。わくわくしてきました。
エンジンから排出される空気とタイヤが雨水を吹き飛ばしながら離陸する様子。撮影前に私がイメージしていた写真です。
焦点距離は150mm-400mmですが35mm換算すると、実質300mm-800mmになる超望遠レンズです。なので出発前の待機中の飛行機、滑走路上のそれも含めて被写体までの距離を感じさせません。マイクロフォーサーズの強みを実感しました。それといろんな画角で撮れるズームレンズはシャッターチャンスが多いという点でもありがたいです。
このレンズには1.25倍のテレコンバーターが内蔵されています。この写真は150mm(35mm換算で300mm)で撮影しています。これにテレコンをオンにすると・・・。
188mm(換算で375mm)になります。便利ですね。ファインダーを覗きながら切り替えることができるので、どうせなら滑走路を走っているところを狙うべきでした。
今回、最も難しかったのは400mm側での撮影です。しかも撮影中、雨と風がいちばん強い時間帯でした。横から強い風に煽られた時に、「カメラとレンズってこんなに軽いんだ!」ということを改めて感じてしまいました。危なかったです。安全第一で行きましょう。
実際、この日の厚い雲に覆われた天候状況を考えると400mm(35mm換算で800mm)が本当に必要な瞬間はほとんどなかったです。やはり空の明るい日に内臓テレコンを使って1000mm相当の焦点距離で、着陸態勢の飛行機をフォーカスしてみたいです。その場合も風の強い日もあるでしょうからそのときは、シャッタースピードをもっと速くするなりして考えて撮りたいです。、
ここにご紹介した写真以外にも色んなデザインの機体があり、雨の中の飛行機撮影も十分楽しむことができました。同時に雨の中での撮影では、やはり安全面が一番大切になってくると感じました。カメラ、レンズは濡れても大丈夫ですが、我々は雨に濡れないようにしないといけません。私もそれなりに準備して撮影に臨みましたが、一番困ったのは顔や眼鏡に絶え間なく雨が降りかかってきたことです。Totalで1時間ちょっとの撮影時間でしたが、その間何度もタオルで顔、メガネそしてレンズを保護するフィルターを拭きました。雨の中での撮影では避けて通れない部分であることを痛感しました。
先日、早くも梅雨明けが発表されて驚きましたが、梅雨の時期にOM SYSTEM OM-1とOLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC 1.25x IS PROを体感する機会に恵まれたことを嬉しく思います。精度の高いカメラのAFの追従機能、レンズも含めた強力な手ブレ補正、そして防滴性能の高さが雨の中の撮影をしっかりサポートしてくれます。今度はこの組み合わせできれいな空の下、性能の良さを改めて感じてみたい、と思います。
今回ご紹介した150-400mmは現在受注を停止しておりますが、OM SYSTEMでは他にも強力な防塵防滴のレンズが発売されています。
梅雨が明けてもきっと使いたくなること間違いなしです。
今回はカメラを撮影するために以下の機材も使用しました。 おなじく雨に強い素晴らしいシステムでした。