汚れちまった悲しみに
雑に扱われたわけではなく、長い年月を経て積み重なったキズ。それは単なるキズではなく、
そのモノが今まで生きてきた証、これからも生き続けていく印。そんなふうに感じます。
そのモノが今まで生きてきた証、これからも生き続けていく印。そんなふうに感じます。
すみません。一寸気取ってしまいました。・・・カンタンに言えば、
「キズって美しい!」と、思うのです。
フェンダー ストラトキャスター
エレクトリックギターの代名詞。塗装はひび割れ、樹脂パーツはくすみ、金属は錆びています。
箱根登山鉄道の運転席
年月を経たキズと現役で使用されている輝きが同居しています。
高尾山のコーワ
雨風にさらされながらも、ヒトが触れる場所はキレイですね。
ミノルタ オートコード
おおよそ半世紀分のキズが全身にあります。今でも問題なく使用できます。
フランス製のミニカー
水色がかわいいシトロエン。某リサイクルショップで100円!長い年月、巡りめぐって家に来ました。
Leica ヘクトール L50mm F2.5 (ニッケル)
マップカメラの中古品です。前ユーザー様から、次のユーザー様へ。物語は続くのです。
X JAPANのギタリスト、故HIDEさんが実際にステージで使用していたギターを間近で見られる機会がありました。
写真やネットの画像、映像等では写らないキズがそこかしこにあって、幾多のステージで実際に使用されてきた凄み、
説得力のようなものを強く感じました。
ただのキズ、されどキズ。モノについたキズの一つ一つに思いを馳せるのも楽しいですね。
写真と文 THE 雨男
[ Category:etc. | 掲載日時:13年11月09日 10時32分 ]