究極のPLフィルター『Kenko ZX C-PL』登場
「ZX(ゼクロス)C-PL」登場
ガラスに負荷を与えない画期的なフレーム構造により、究極の平面性を確保し、超高解像を実現したフィルター
「ZX(ゼクロス)」シリーズにPLフィルターが加わりました。
カメラの高画素化が進み、フィルターにも高い光学性能が求められる昨今、
新フィルターはどのような進化を遂げたのでしょうか?
手元に届いた新しい「ZX C-PL」。
同じKenkoのZeta EXシリーズのC-PLフィルターと見比べてみると
フィルターガラスの色の違いに気づきます。
新しいZXフィルターには、ニュートラルな色再現をする新開発の高透過偏光膜を採用したとのこと。
これにより従来のフィルターと比べ、イエローの色カブリが抑えられ、
よりカラーバランスに優れたフィルターに生まれ変わりました。
実際に撮り比べてみるとその効果は、一目瞭然です。
ハッキリしない今年の夏を象徴するかのような、どんよりとした空。
青空をより青くという、PLフィルターの醍醐味を感じる事はできませんでしたが、
両フィルター共、手前の水面反射をしっかり抑えてくれました。
気になる色味の変化も、Zeta EXより黄色カブリが抑えられており、
新しい高透過偏光膜の効果を一目で感じることができました。
さて、「ZX(ゼクロス)」シリーズと言えば冒頭にも触れた、ガラスの平面性を保つフレーム構造が特徴です。
ガラスを回転させるC-PLフィルターでも、特殊弾性緩衝剤を使用することで
ガラス面を押さえつけずに固定することに成功。
広角レンズでもケラレにくい薄枠フレームですから、かなりの試行錯誤があったと想像できます。
メーカー資料によると、ガラス面を押さえる固定方式では、ガラスの表面に歪みが発生し、
周辺部で僅かに解像度が低下する原因になるとのこと。
肉眼では分かりづらいナノレベルでの歪みとの事ですが、
高画素化の進化が著しいデジタルカメラでは将来の事を考え、
少しでも良いものを用意しておいた方が、後悔しないと思います。
もちろん、新世代高性能フィルターの「ZX(ゼクロス)」シリーズですから、
PL以外の部分もトップクラスの性能を誇ります。
フィルターの片面反射率を PLではじめて片面0.3%以下を達成。 |
水や指紋などの汚れを強力に弾く 耐久性の高い撥水・撥油効果。 |
レンズ取付ネジに潤滑加工を施すことで、 レンズへの着脱を滑らかにし、レンズへの噛み込みを軽減。 |
フィルターガラスの外周に墨塗り加工を施すことで、 内面反射を極限まで防止。 |
PLフィルターの偏光効果により、水槽内の乱反射が除去され水槽内の視認性が向上しました。
中央の水草も、緑の深さが増し、コントラストが向上しているのが分かります。
フィルター装着により、絞り優先モード時でシャッタースピードの低下は僅か1段分。
フィルターの写真を見ても分かりますが、とても明るいPLフィルターなのです。
さらにスペックで注目したいのが、低反射率0.3%以下という部分です。
これまでは0.6%が最高クラスとされており、0.3%以下という数字は、一般的な保護フィルターと同等レベルでなのです。
最高のカラーバランスと、解像度を低下させないフレーム構造に加え、
0.3%以下の超低反射というハイスペックの「ZX C-PL」は
まさに高画素デジタルカメラに求められる最高のフィルターではないでしょうか。
進化しているのはカメラだけではありません。
フィルタも最新のものを使用し、より高画質を追求してみませんか?
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