【FUJIFILM】試撮・GFX50SII~前篇~
FUJIFILMFUJIFILM GFX seriesGFX50SIIカメラの楽しみ方スナップフィルムシミュレーションを楽しむ厳選アイテム
2017年に発売された『GFX 50S』が4年の月日を経て待望のアップデート
9月29日に発売された『GFX 50S II GF35-75mm レンズキット』を試す機会に恵まれましたのでご紹介。
作例を中心に雑感をお伝えします、お気軽にご覧ください。
後篇はこちら。
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前篇ではフィルムシミュレーション『ノスタルジックネガ』・『クラシックネガ』を中心としたカラー写真、
後篇で『ACROS』・モノクロ写真をご紹介いたします。
写真は全てJPEG撮って出し、筆者はGFXシリーズでRAW現像を行ったことがありません。
それは単に手を加えなくとも完成型をカメラが示してくれるからです。
立体感・解像力、そして『GFX 100S』の開発に合わせて追加されたフィルムシミュレーション『ノスタルジックネガ』のバランス。
引き締めながらもハイライトは柔らかく、できたら良いなと思っていた表現がいとも簡単に手に入ります。
沈胴機構を採用しズーム倍率・明るさを抑えた『GF35-70mmF4.5-5.6 WR』
これまでのGマウントレンズにあった絞りリングが省略されましたが慣れてしまえば全く問題なく、むしろ性能に対して安すぎるように感じられました。
池の畔の木の上で休む鳩、『GF35-70mm F4.5-5.6 WR』のテレ端は35mm換算で約56mm
鳥を撮影するには短い焦点距離ですがトリミングしてみると…
ここまで拡大してもディテールが損なわれることはありません。
(写真に粒状感があるのはグレインエフェクトをONにしていたため)
画素数の5000万という数字は今でこそ驚かれることがなくなりましたが、フルサイズと比べて余裕がしっかりと感じられる描写力。
忘れてはいけないのはレンズがキットレンズであるということ、表現力は十二分です。
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筆者の大好きな65:24という比率は写真に物語性を持たせるのに最適。
気付けば横長写真ばかり、少々お付き合いください。
緑と茶ばかりになってしまいましたが悪しからず。
35mm換算で約28-56mmとなる『GF35-70mm F4.5-5.6 WR』は日常を捉えるのに丁度良く、AFも想像以上に素早い。
コントラストAFということで輝度差が乏しい場面では若干迷いますが、100S譲りのEVFはいざという時のマニュアルフォーカスにも十分対応可能です。
高感度耐性を試すべくISOを4000に
2枚目は1枚目を拡大したものですが、65:24であることを鑑みても驚きの結果です。
緻密ゆえにノイズも目立つかと思いましたが見事に裏切られてしまいました。
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葉や水の透明感に加え、穏やかな前ボケも気に入っている1枚。
フルサイズでご覧いただくことができます、是非お楽しみください。
100SやX-T4にも採用されている大容量バッテリー『NP-W235』は半日使用しても余裕があり、
筆者が試したところ手振れ補正は1/4秒でも安心してシャッターを切ることができます。
レンズ側の手振れ補正がなかったことを考えるとボディのみでも非常に心強く、
昼間のスナップ撮影に関して不満な点は見当たりませんでした。
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というわけで前篇はここまで
既にお持ちの方、あなたは正しい選択をされたでしょう。
購入を検討している方、これは良いカメラです、間違いありません。
なかなか決断することのできない方々のために後篇を用意いたしました。
筆者は『ACROS』で撮影した写真を見て購入の準備を始めました、是非ご覧ください。
後篇に続く。
朝から晩まで50SIIを堪能したい方には予備バッテリーがあると安心、チャージャーが付属していないのでデュアルチャージャーがあると更に安心。
いざという時の液晶保護にはガラスタイプとフィルムタイプがございます。