【マップカメラ鉄道倶楽部RailMap】120周年の東海道本線

東海道本線が今年、全通(東京~神戸)120周年を迎えました。
現在、東京~熱海間を走る一部の列車に記念のヘッドマークが掲載されています。
120周年のヘッドマークを掲げるE217系
120周年記念のヘッドマークを掲げるE217系(新橋駅にて)

今年は東海道本線以外にも横須賀線や中央線などが120周年を迎え、そういえば信越本線も昨年が120周年でした。
新橋~横浜間に日本で初めての鉄道が開業したのが1872年(137年前)でしたから、その後あっという間に鉄道
網が広がった事が分かります。
改めて東海道本線の歴史を見ていくと、そのルートも開業時と比べ微妙に変化していることも分かりました。
その代表的な存在が熱海~函南間の丹那トンネルと国府津(神奈川県)~沼津(静岡県)間を結ぶ御殿場線。
と言うことで「青春18きっぷ」を使った日帰り撮影小旅行の3回目は御殿場線に乗車してみました。

「箱根の山は天下の険、函谷関も物ならず….」と箱根八里の歌にもあるように箱根の山はとても険しく、当初東海
道本線も箱根を迂回するルートで建設されました。それが現在の御殿場線で、1934年の丹那トンネルの開業で現
在の熱海経由のルートが完成するまでの45年間、御殿場線は東海道本線の一部として活躍します。
箱根の山を迂回するとは言っても富士山の麓を走るルートは急勾配が続くため、通過する列車は補助機関車を増結
する必要がありました。
1919年登場した当時の最速特急「燕」(東京~神戸間を9時間)は、時間短縮のため国府津駅で僅か30秒で補助
機関車を連結し、御殿場付近で走行しながら機関車を切り離すという荒技をやってのけたという伝説が残っていま
す。

さて現在はと言うと、東海道本線を東京方面から西へ向かう全ての列車が熱海経由。
御殿場線の管轄がJR東海と言うこともあり、JR東日本管内から御殿場線への直通列車は夕方の通勤時間帯に1本
しかありません。よって東京方面から御殿場線に入るには国府津で一旦乗り換える必要があります。
一方で、御殿場線の途中駅の松田駅から小田急線の特急「あさぎり」が新宿から沼津まで、1日4往復乗り入れて
いるので、都心からのアクセスはこちらの方が便利かもしれません。

とは言え、今回は青春18きっぷの旅。国府津経由で御殿場線へ向かいます。
国府津駅の御殿場線
御殿場線の起点、国府津駅に停まる御殿場線313系。

御殿場線で使用されているのはJR東海の313系。JR東海のイメージカラーであるオレンジ色の帯が特徴です。
まずは御殿場線の中心駅、御殿場駅(静岡県御殿場市)に向かいます。

御殿場駅に到着早々、小田急線経由で新宿へ向かう特急「あさぎり」がやってきました。
御殿場駅に入線する小田急電鉄RSEあさぎり。
御殿場駅に入線する小田急電鉄20000系RSE。

特急「あさぎり」で使われている車両は、小田急電鉄の20000系RSEとJR東海のワイドビュー371系の2種類
あり、それぞれが2往復ずつ分担しているので、同じ特急でも車両の違いを楽しむことができます。
JR東海ワイドビューあさぎり371系
こちらがもう一方のJR東海ワイドビュー371系。(足柄~御殿場間にて)
白地に紺色の帯、中間に2階建て車両を挟むJR東海の特急列車は、2階建て100系新幹線を思い出させる車両です。

御殿場駅は富士山への玄関口でたくさんの登山客が訪れます。もちろん、御殿場の街の背景には大きな富士山が
見えるはずでしたが、訪れた日は霞がきつく残念な結果に….って毎回の事でもう慣れました。
開き直って、あえて霞の少ない方角(富士山を背にして)で撮影を。
足柄~御殿場間を走る御殿場線313系
足柄~御殿場間を走る御殿場線313系。

御殿場といえば、東日本最大規模のアウトレットモール「御殿場プレミアム・アウトレット」も有名です。
御殿場プレミアム・アウトレット ニコンダイレクト
新宿から高速バスの定期便も出る人気のアウトレットモールにはニコンの直営店も。
職業柄どうしても気になるので、列車待ちの間にちょっと覗いてみました。

黒を基調とした広い店内には、生産完了品で在庫が残っていたと思われる商品がアウトレット品として売られて
います。そんな一角に8月28日発売予定のD300Sのデモ機が。
気になる動画も店員さんにレクチャーを受けながらトライ!
未だ動画デビューをしたことのなかったコリドラスにとっては驚きの連続。大きいテレビで列車の動画を見たら
楽しいだろうな~と妄想が膨らみます。そして何と言ってもライブビューボタン、これは凄く便利です。
物欲を刺激され発売日が待ち遠しくなりました。
マップカメラでもなるべく早く試写レポートを用意しますのでお楽しみに。
気になるスペックとご注文はこちらから。

それでは、再び撮影の旅に戻りましょう。次の目的地は山北駅です。
山北駅に入線する小田急電鉄RSEあさぎり
山北駅に着くなり、本日2回目の小田急電鉄20000系RSEに遭遇。

山北駅は御殿場線の山越えの拠点駅で、かつては補助機関車を管理する機関区が併設されていました。
今現在は、線路も剥がされ機関区跡の面影を見る事はできませんが、ホームから駅舎までの跨線橋から全体を見
下ろすと昔は大きな駅だったんだろうなぁと想像がつきます。
山北駅跨線橋 山北駅120周年の看板
跨線橋から見下ろす山北駅(写真左)。ホームの片隅には山北駅開業120周年の看板も(写真右)。
山北駅舎 山北駅前
歴史を感じさせる木造駅舎(写真左)。駅前も昭和を感じさせる静かな佇まい(写真右)。

そんな機関区の街を散策していると、蒸気機関車の静態保存をしている公園を見つけました。
静態保存のD52形蒸気機関車
D52形蒸気機関車70号機です。
蒸気機関車の代名詞でもある「デゴイチ」D51形のボイラーをさらに大型化して出力を上げた改良型で、日本の
蒸気機関車の中では最高の出力を持つ機関車と呼ばれていました。
D52のプレート 公園内の信号機
山北機関区に所属していた証の「山」のプレートは今も健在。(写真左)
鉄道記念碑 D52の運転台
また信号機や記念碑なども置かれていました。金網越しですが機関車の中も見ることができます。

御殿場線は山北駅を出発すると、一気に勾配がきつくなります。
坂の入口
列車は山道に掘られた切り通しの中の坂を登り始めます。実はこの切り通し、上には桜、土手には紫陽花・菜の
花と春から初夏にかけていろんな彩りを見せてくれる有名な撮影ポイント。(山北〜谷峨間にて)

普通、切り通しでの撮影は土手で列車が陰になるので撮影に向かない事が多いのですが、御殿場線は複線から単
線に縮小された路線であるため、脇に1線分の余裕があり斜め上から見下ろすことが可能です。
切り通しの中を走る371系
本日のラストショットは再びワイドビュー371系。(山北~谷峨間にて)
また機会があれば今度は花のシーズンに…。

撮影機材:Nikon D700
     AF-S ED28-70mmF2.8D
     AF-S ED80-200mmF2.8D

[ Category:etc. | 掲載日時:09年08月22日 20時00分 ]
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