2020年10月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング
D750EOS R5α7 IIα7 IIIα7S IIIスタッフおすすめ機材厳選アイテム新品・中古デジタルカメラ人気ランキング紅葉
新品デジカメ10月ランキング | |||
1位 | SONY | α7C | ミラーレス一眼カメラ |
2位 | SONY | α7SIII | ミラーレス一眼カメラ |
3位 | Canon | EOS R5 | ミラーレス一眼カメラ |
4位 | Canon | EOS R6 | ミラーレス一眼カメラ |
5位 | Panasonic | LUMIX DC-S5 | ミラーレス一眼カメラ |
6位 | SONY | α7III | ミラーレス一眼カメラ |
7位 | FUJIFILM | X-T4 | ミラーレス一眼カメラ |
8位 | SONY | VLOGCAM ZV-1 | デジタルムービーカメラ |
9位 | DJI | DJI Pocket 2 | デジタルムービーカメラ |
10位 | SONY | α6400 | ミラーレス一眼カメラ |
10月23日発売のSONY α7Cが、10月9日発売のSONY α7SIIIを抑えて第1位に。
SONYの新製品2機種が、前回ワンツーを飾ったCanon Rシリーズに代わりワンツーを収める結果に。
Canon勢は、結局1ヶ月で首位の座から陥落してしまいました。なんとも激しい順位変動です。
まずはSONY α7C。
その最大の売りは、バッテリー・メモリーカード含め約509グラムというフルサイズミラーレス一眼カメラにおいて、現時点で世界最小・最軽量のボディサイズ。
このサイズにベストセラー機α7IIIと同じセンサーを搭載し、AFや連写性能などは同等以上の機能を備えているのですから、売れないわけがありません。
とはいえこのα7C、予約段階ではそれほど数を伸ばしていませんでした。SONYの先行展示会などのレポートや、実際に発売開始後に店頭で手にされた方から評判が広まり、あれよあれよという間に販売数を伸ばしていった感があります。
いくら「小さい・軽い」という宣伝があっても、実際に手にし構えてみて初めて、自分の愛機とするにふさわしいカメラか判断される方はまだまだ多いようです。
その際、新たに開発されたFE28-60mm F4-5.6との小型・軽量キットの組み合わせに魅了された方も多く、今回半数以上の方がキットをご購入されています。
続いて2位のSONY α7SIII。
こちらは反対に前評判が非常に高く、かなりの数のご予約をいただきましたが、SONYからの供給がその数に届かず、結果として品薄状態に陥っています。もしSONYからの供給が潤沢であれば、α7Cと順位は入れ替わっていたことでしょう。
もともと動画撮影に特化したカメラとして登場したα7Sシリーズですが、昨今動画撮影専用ともいえるカメラが次々と登場するなか、SONYが世の映像クリエーターに満を持して出した答えともいえるのがこのα7SIII。
最高ISO409600という高感度性能と広いダイナミックレンジ、高精細な4K120p動画記録性能を有し、さらにα7Sシリーズで初めて像面位相差AFシステムを搭載するなどAF性能も進化、加えて動画専用の光学式5軸ボディ内手ブレ補正アクティブモードを装備するなど撮影表現の幅を拡張することに成功しています。
動画撮影を主体にする方にとっては、まさに待望の新機種。ですが、まだまだご予約の方全員に行き渡っていない状態、SONYには是非とも頑張ってもらわないと。
2位から大きく引き離され、同じくご予約の方に行き届いていない状態が継続中なのが、3位のCanon EOS R5。
こちらはさらに深刻な状況で、連日お問い合わせのお電話をいただくのですが、如何ともしがたく…
7月の登場以来、3位、2位、2位、そして今回も3位と、常に上位を占めるだけの入荷数はあるのですが、ご予約はそのさらに上をいくという人気と期待の高さがさめることのないカメラです。
4位にはCanon EOS R6。
8月発売以来EOS R5と常に順位を前後させ、同じくご予約待ちの状態が続いていましたが、こちらはその危機的状況がようやく解消されつつあるようです。
EOS R5の品薄状態がさらに続くようであれば、このEOS R6がSONY勢に対して孤軍奮闘しなければならないかもしれません。
ここで数的に差が開きますが、5位にPanasonic LUMIX DC-S5。こちらも先月発売の新製品組です。
α7C同様、小型・軽量が魅力の1つで、レンズキットの人気も高いカメラですから、今後のライバル争いが期待できそうです。
新型機が続々登場するなか、それでも安定した人気を誇るのが6位のSONY α7III。
累計販売台数は、いったい何台になるのでしょうか?!
今回、完全にフルサイズ機に押される形になってしまいました、FUJIFILM X-T4が7位。
一時のAPS-C機、マイクロフォーサーズ機の攻勢はどこにいってしまったか…
α7CやLUMIX DC-S5のような小型・軽量フルサイズ機の登場も、両陣営にとっては厳しいところか。
しかしこの2機種、キットレンズ以外はまだまだ大ぶりなレンズが多く、システムの拡張を考えている方にとって組み合わせが難しいのが欠点とも言えます。
小型でありながら高性能のレンズ群を持つ両陣営にとっては、そのへんが付け入る隙と言えましょうか。再びの攻勢があるのか、注目です。
前回それまでの3ヶ月連続1位から9位へとランクダウン、急降下の感があったSONY VLOGCAM ZV-1ですが、今回も8位に踏みとどまりました。
そして続く9位には10月21日発売、DJIのDJI Pocket 2がランクイン。
4Kカメラを搭載した小型ジンバルカメラです。
手にすっぽり収まるポケットサイズ、写真や動画の撮影が僅か1秒で開始でき、何気ない一瞬も逃しません。
AI編集があるので、撮影した映像と音楽を組み合わせて、簡単にコンテンツを作成できます。
単体でも販売していますが、ワイヤレスマイク トランスミッターや広角レンズ、ミニ三脚などが付属したCreator コンボが圧倒的に人気があります。
今回のランキング、10位以内にNikonの名前がありません。
ランク外で14位にNikon Z5が出てきますが、ライバルEOS Rシリーズと比較すると、なんとも寂しい結果に。
Nikonファンの方は、11月6日発売のZ6II、12月発売予定のZ7IIに期待したいところでしょうか。
ちなみに、その14位に同数でなんとNikon D6が。待望の新型フラッグシップ機として初登場した6月以来のランクインは今後あるのでしょうか。
奇しくも先日フィルム一眼レフカメラF6生産完了の告知があったところ。Nikonフラッグシップ一眼レフ機の伝統を継ぐD6、ランキング復活なるか?
次回11月のランキングも、気になるのは新製品の動向。注目機も品薄の状態から早く脱してほしいところです。
各地で始まった紅葉シーズンにご希望のカメラで臨めるよう、各メーカーには一層の頑張りを期待しましょう。
中古デジカメ10月ランキング | |||
1位 | Canon | EOS R | ミラーレス一眼カメラ |
2位 | SONY | α7II | ミラーレス一眼カメラ |
3位 | Canon | EOS 5D Mark IV | デジタル一眼レフカメラ |
4位 | Canon | EOS RP | ミラーレス一眼カメラ |
5位 | SONY | α7RIV | ミラーレス一眼カメラ |
5位 | SONY | α7III | ミラーレス一眼カメラ |
7位 | SONY | α7RIII | ミラーレス一眼カメラ |
8位 | Canon | EOS 5D Mark III | デジタル一眼レフカメラ |
9位 | SONY | α6400 | ミラーレス一眼カメラ |
10位 | Nikon | D750 | デジタル一眼レフカメラ |
2位と僅差でしたが、Canon EOS Rが前回に続き1位を獲得。
EOS R5・R6の新品入荷がまだ十分ではないとはいえ入ってはきているので、お買替えにより中古の品数も充実しているようです。
EOS RPも4位に入りましたし、Canonのミラーレス機は新品・中古ともに良い評価を得ているといえます。
また、Canonは一眼レフ機でも頑張っています。
3位にEOS 5D MarkIV、8位にEOS 5D MarkIIIがランクイン。
ランク外では15位にEOS 7D MarkII、18位にEOS 6D MarkIIという顔ぶれ。
ミラーレス機に主役を明け渡してしまった感のある一眼レフ機ですが、その分中古価格もかなりお手頃になりました。
店頭にいらっしゃるお客様にもそれを承知の方が多く、最初から一眼レフ機目当てでご来店されるケースが多々あります。
EOS一眼レフフルサイズ機の中核をなしていた機体の数々、状態の良いものをご希望なら今が狙い目です。
新品・中古ともに好調なCanonに対して、Nikonはというと… どうも奮いません。
唯一D750が10位にランクインしただけです。
ランク外を見ると、12位にZ50、16位にD810、17位にZ6と名を連ねますが…
来るべきZ6II・Z7II発売に備えての買い控えということでしたらよいのですが。
次回、新品ランキングは勿論ですが、中古ランキングでもNikonの奮起を楽しみにしましょう。
さて、話題をSONYに移しますと… やはり強い!
2位α7II、同数5位でα7RIVとα7III、7位にα7RIII、10位にα6400と、計5機種がランクインされました。
しかも現行機と1世代前の機体が並ぶという、なんとも理想的な売れ方が続いています。新品の販売具合と合わせてみても、メーカーの鞍替えをせずSONY内でお買い替えをされている方が多いことが予想されます。
安定したSONYの牙城に他メーカーがどう太刀打ちするのか、新製品の動向と合わせて中古ランキングにもご注目を!