2021年2月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング
EOS R5GFX100Sinformationα7 IIα7 IIIα7S IIIスタッフおすすめ機材厳選アイテム新品・中古デジタルカメラ人気ランキング
新品デジカメ2月ランキング | |||
1位 | Canon | EOS R5 | ミラーレス一眼カメラ |
2位 | FUJIFILM | GFX 100S | ミラーレス一眼カメラ |
2位 | Canon | EOS R6 | ミラーレス一眼カメラ |
4位 | FUJIFILM | X-E4 | ミラーレス一眼カメラ |
5位 | FUJIFILM | X-S10 | ミラーレス一眼カメラ |
6位 | SONY | α7C | ミラーレス一眼カメラ |
7位 | FUJIFILM | X-T4 | ミラーレス一眼カメラ |
8位 | SONY | α7SIII | ミラーレス一眼カメラ |
9位 | Nikon | Z6II | ミラーレス一眼カメラ |
10位 | SONY | α7III | ミラーレス一眼カメラ |
Canon EOS R5が、昨年12月から1ヶ月おいて1位に返り咲き。2位以下に圧倒的大差をつけての首位奪還です。
前回1月の1位がEOS R6でしたから、昨年メーカーの供給不足で苦しんだCanonが3ヶ月連続1位ということに。
EOS R5はこの2月期にまたまとまった入荷があり、ようやく長期予約待ちが解消されることとなりました。
我々販売店側もこれで一安心かと思いきや、実はRFレンズの供給不足は未だ解消されず。さらにEF-EOS Rアダプターもずっとお取り寄せ状態が続き、ついにはEFマウントレンズも新品・中古ともに品薄状態に陥ってしまう事態に。
やっとボディが手に入ったのに使えるレンズがない、なんて方も出現する始末です。
このことが実は中古市場にも影を落としているのですが…、それは後ほど。
そして、一足先に入荷が安定してきた感のあるCanon EOS R6が2位に続くわけですが、そこに同数で名を連ねたきたのが2月25日発売のFUJIFILM GFX 100Sです。
そう、1億200万画素という驚異的な高画素センサーを搭載しながら販売価格が70万円を切るという業界を震撼させたカメラが、この短期間、さらにそうは言ってもこの高額、でありながら初登場2位を獲得しました。
予約開始日、電話殺到かと店舗スタッフも身構えていたのですがそれほどでもなく… 予想外れな感じもしましたが、まぁ高額だしと正直ちょっと気を緩めていたところ、日を追うごとにお問い合わせが急増し、最終的に初回入荷を上回る数のご予約を承る結果となりました。
その高スペックと低価格のギャップに半信半疑だったり、中判フォーマット機ということでご購入に二の足を踏まれている方も多かったようですが、同時発売された標準レンズ フジノン GF80mm F1.7 R WRとのマッチングの良さを耳にされたり、FUJIFILMが打ち出した「対象GFレンズとの同時購入で8万円キャッシュバック」というキャンペーンの魅力に後押しされる形でご購入を決断された方が多かったようです。
実際、これらのレンズとの同時購入の方が大半を占め、それまでまだプロを含めた一部の方のみという印象だった中判カメラユーザーの幅を一気に押し広げた感があります。これからのFUJIFILMの展開次第では、さらに35mm判フォーマット機からの移行も考えられ、今後のカメラ業界の流れを変える1台になるかもしれません。
4位に同じく2月25日発売のFUJIFILM X-E4、5位に好評のX-S10、1つ置き7位にX-T4と、FUJIFILMの好調ぶりがはっきり示されたランキングとなりました。
そのX-E4ですが、先発のX-S10の高スペックぶりに比べるとちょっと地味な印象。さらに発売前の話題もGFX100Sのビッグニュースに圧倒されてしまった感じでしたが、蓋を開けてみるとX-S10を上回る結果を残しました。
その最大の魅力は、手にした瞬間、誰もが「えっ?!」と驚くほどの軽さ。さらには、そんな軽量ボディを求めるユーザーにとって必要十分な性能を備えている点も高評価につながったようです。
同じ小型機でありながら、ボディ内手ブレ補正機能も備えた高スペック機X-S10との住み分けを明確化したFUJIFILMの作戦が見事に的を得たというところでしょうか。
6位にSONY α7C、8位α7SIII、10位α7IIIと3機種ランクインさせたSONYですが、やはり昨年までの勢いは感じられません。
2月中旬よりSONY得意のキャッシュバックキャンペーンが始まりましたが、対象のα7RIVやα7RIIIはランクインせず、唯一α7IIIが先月ランク外から返り咲いていましたがそれでも10位。
実は中古の決算セールが重なり、キャッシュバックがあっても中古との価格差が開いてしまったことが要因の一つですが、発売からの年数を鑑みると、購入層の眼は明らかに中古に移っていると考えるべきでしょう。
そうなると、3月19日発売の話題の新モデルへの期待も必然的に高まるわけで…
次回の新品ランキングは、今後を占う新たな展開が待ち構えていること必至! 絶対、見逃せません。
中古デジカメ2月ランキング | |||
1位 | SONY | α7III | ミラーレス一眼カメラ |
2位 | Nikon | Z6 | ミラーレス一眼カメラ |
3位 | Canon | EOS 5D Mark IV | デジタル一眼レフカメラ |
4位 | Canon | EOS R | ミラーレス一眼カメラ |
5位 | SONY | α7II | ミラーレス一眼カメラ |
6位 | Nikon | D850 | デジタル一眼レフカメラ |
7位 | SONY | α7RIII | ミラーレス一眼カメラ |
8位 | OLYMPUS | OM-D E-M1 Mark II | ミラーレス一眼カメラ |
9位 | FUJIFILM | X-T30 | ミラーレス一眼カメラ |
10位 | SONY | α6600 | ミラーレス一眼カメラ |
そうは言っても、中古では強いSONY α7III。昨年11月以降、4カ月連続の1位獲得です。
新品部門で触れましたが、月半ばからメーカーのキャッシュバックキャンペーンが始まり、いつもなら新品・中古の価格差がなくなるため新品へ人気が集中するのですが、今回は弊社の中古決算セールと重なり、中古のお買い得感の方が勝った形となりました。
1時期、5位のα7IIと合わせて中古在庫が品薄になる事態も発生したほどです。
3月19日、満を持して発売されるα1が、SONYの中古人気にどのような影響を与えるか楽しみです。
フラッグシップ機であることや価格差を考えると、お買い換えでα7IIIの中古在庫数が大きく増えることは考えにくいですが、新製品登場によりSONYの市場に活気が戻れば他の商品の動きにもつながっていくことは充分予想されます。
2位にNikon Z6が入りました。
新品部門ではCanonの方にランキングの上位を譲ってしまっているNikonですが、中古ではここ2カ月Canon EOS Rを上回る結果を残しています。
前回そのZ6を凌ぎ2位に食い込んだNikon D750は、今回はランク外13位に。しかし前回10位のD850が今回6位、またAPS-Cセンサー搭載のD500もランク外ですが15位に入るなど、まだまだ一眼レフ機の存在価値は失われていないようです。
Nikonがミラーレス機と一眼レフ機を1台ずつランクインさせたのと同様、Canon勢も3位EOS 5D Mark IV、4位にEOS Rという結果に。しかしNikonとは、少し状況が異なります。
新品部門で触れたように今、CanonのRFレンズ・EFレンズを始め、EF-EOS R アダプターに至るまで品薄状態が続いてしまっています。
新品が品薄になれば、当然中古の需要が高まるのですが、ついには中古も品薄に。ボディを入手しても、欲しいレンズが手に入らないという状況になってしまっているのです。
実際に店頭でも「レンズないんじゃ、ちょっと考えるか…」とボディの購入を控えてしまったケースが数件あったとか。
レンズが潤沢にあれば、今回の結果もまた変わっていたかもしれません。
ようやくEOS R5・EOS R6の供給が安定してきたCanonですが、今度は是非レンズも… バランスよい供給をお願いしたいところです。
ランキング下位、8位にOLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、9位FUJIFILM X-T30、10位SONY α6600とフルサイズセンサー機以外の3機種が並びました。
特にFUJIFILMは、12位X-T4、15位X-T3、17位X-T2と3機種が20位以内に名を連ね、新品部門同様の人気ぶりを示しています。
どれが10位以内に入ってくるかは、その時の中古商品数や価格次第といったところか。中古部門でもブレイクの予感がします。
3月に入り気温が上がるにつれ、皆様の写真欲も上昇していることと思われます。
まだまだ油断の許されない状況ではありますが、事態の収束が図られたときに持ち出すカメラを今のうちに選んでおくことも、楽しみのひとつかと。
3月も魅力的なカメラ・レンズが続々と登場します。
貴方が手にするカメラが、次回ランキングのどの位置に来るか、是非予想してみてください。