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2022年1月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング

新品デジカメ1月ランキング
1位 SONY α7IV ミラーレス一眼カメラ
2位 Canon EOS R6 ミラーレス一眼カメラ
3位 FUJIFILM X-E4 ミラーレス一眼カメラ
4位 Canon EOS RP ミラーレス一眼カメラ
5位 RICOH GR IIIx コンパクトデジタルカメラ
6位 Nikon Z9 ミラーレス一眼カメラ
7位 Nikon Z fc ミラーレス一眼カメラ
8位 Canon EOS R3 ミラーレス一眼カメラ
8位 Canon EOS R5 ミラーレス一眼カメラ
10位 Nikon Z6II ミラーレス一眼カメラ


SONY α7IV

2022年の幕開け、1月の新品ランキングで首位を獲得したのはSONY α7IV。
昨年12月に発売され圧倒的大差で初登場1位を獲得したカメラが、年をまたいでの連続1位となりました。
とはいえ、2位との差に前回ほどの開きはありませんでした。発売開始時の入荷は潤沢だったものの、その後は入荷が不安定な状況になってしまいました。

SONYに関していうと、今回ランキング10位以内に入ったのはこのα7IVのみ。
好調にランクインを続けていたVLOGCAM ZV-E10や、コンパクトなフルサイズ機として人気のα7Cなどが昨年末から軒並み発売休止に。
あれほどまで強さを誇っていたSONYが、なんということでしょう。
しかし、このへんの事情はSONYに限らず、他メーカーも同様のところ。全世界的に続く半導体不足の影響などにより、新品の入荷が滞っている機体がまだまだあります。
2022年新しい年の始まりですが、カメラ業界にとっては依然苦しい状況に変化はありません。

そんな中で発売2ヶ月目を迎えたα7IVですが、やはり注目度は非常に高いようです。
ご購入された方の作品や感想を始め、機能に対するお問い合わせなども連日弊社「EVERYBODY × PHOTOGRAPHER.COM」や「コミュレビ」、「EVERYBODY コンシェルジュ」のコーナーに多く寄せられています。
それらを含めさまざまな評価が情報として多くの人の目に触れるようになる時期、本来ならさらに人気に勢いがつき販売数を伸ばしていくところなのですが…

2位にはCanon EOS R6が入りました。
このところ常に上位をキープしているEOS R6、今回は特に4位のEOS RPともども1月上旬でキャッシュバックキャンペーンが終了となったこともあり、駆け込みでの購入が販売数を伸ばす要因ともなったようです。

Canonはあと8位同数でEOS R3とEOS R5もランクイン。なんとEOS Rを除くすべてのRシリーズをランキングに入れてきました。
昨年11月発売ながら、メーカーからの供給遅延で2ヶ月連続10位以内を逃していたEOS R3。今回まとまった入荷があり、ここにきて初めてのランクインです。ようこそ! 待っていました。
まだ供給自体は不安定なようですが、これが安定してくれば2022年はCanonが勢力を握るか。
ここに来て、徐々にですがRFレンズの供給も安定してきたことも、Rシリーズ躍進に力を与えました。
先行きに不安感もあるカメラ業界ですが、Canon勢には追い風が吹き始めたか。

いえ、Nikonだって黙っていません。
SONY α7IVと同じく2021年12月発売ながら予約受付時の段階でメーカーからの供給不足の知らせが来てしまったNikon Z9。入荷次第ご予約された方に順次お届けしている段階ですが、その数で6位に入りました。
Nikon史上最高のスペックを持ちながら、他の2メーカーのフラッグシップより価格を抑えた設定。その話題機はメーカー公式発表で入荷見込みが9ヶ月と言われていますが、いまだ続々とご予約申し込みが入る状況です。

続く7位のNikon Zfc、お取り寄せ状態の時期も長かったですが、ボディ単体、および2種類のレンズキットとも今は潤沢に。
エントリーモデルに当たるので初心者の方の購入が多いのは他メーカーと共通ですが、そのクラシカルなフォルムから往年のNikonファンからの支持も厚いようです。
レンズキットにプラスして、もう一つのレンズキットのレンズを単体でご購入という方も多いとか。

Nikonはさらに10位にZ6IIもランクイン、Canonに次ぐ3機種を入れてきました。
こちらは画質・スペック重視の方のご購入が多く、Z9入手待ちの方やFマウントレンズユーザーがマウントアダプター FTZとともにお求めになるケースも多いようです。

順位が大きく前後してしまいました。FUJIFILMファンの方、申し訳ありません。
3位にFUJIFILM X-E4がランクイン。
前回、人気のあったXC15-45mmとのレンズキットが販売終了となり小型軽量のエントリーモデル的な立ち位置にある機種としては販売数に影響が出るのではと懸念していましたが、供給も安定し支持を維持しています。
10位以内はこの1機種のみですが、ランク外11位にX-T4、12位X-S10、13位には中判フォーマットのGFX 50SIIが入るなど実力機を並べています。次回以降も期待大です。

今回の新品ランキング最後のご紹介は、5位のRICOH GR IIIx。
昨年10月新発売1位から徐々にランキングを落としていましたが、今回5位にジャンプアップ。
在庫が潤沢なことに加え、やはり寒さ厳しいこの時期にポケットに入る高画質機の存在は支持を集めているようです。
GRシリーズの伝統を打ち破る、35mm判換算で標準域40mm相当の画角も新たなファンの獲得に成功している模様。今後もランキングの常連になりうるでしょうか。

以上、2022年最初の新品ランキングを解説してきましたが、正直思いは複雑です。
「人気ランキング」と銘打っていますが、昨今の事情によりメーカーからの供給数にランキングが大きく左右されている状況であることは否定できないところ。
本当の意味での「人気ランキング」には届いていない気がいたします。
勿論、ランキングに名を連ねたカメラは皆様の支持を受けた機体、その魅力に偽りがあろうはずがありません。
私たちはその魅力をより詳細に皆様にお伝えし、かつ皆様が知りたいであろう入荷状況等を逐一発信していく所存です。
今年2022年のより早い時期で、多くのカメラが純粋にその魅力を競い合う「人気ランキング」が再びお届けできるようになることを切に願う次第です。

 
 

中古デジカメ1月ランキング
1位 SONY α7III ミラーレス一眼カメラ
2位 SONY α7C ミラーレス一眼カメラ
3位 SONY α6400 ミラーレス一眼カメラ
4位 SONY α7SIII ミラーレス一眼カメラ
5位 FUJFILM X-E4 ミラーレス一眼カメラ
5位 Canon EOS 6D Mark II デジタル一眼レフカメラ
7位 SONY α7RIV ミラーレス一眼カメラ
8位 Nikon D750 デジタル一眼レフカメラ
9位 SONY α7II ミラーレス一眼カメラ
10位 SONY α7RIII ミラーレス一眼カメラ


SONY α7III

2022年1月の中古ランキング、やはり1位はSONY α7III。その人気は年が変わっても揺るぐことはないようです。
今回も前回同様2位以下に大差をつけての勝利となりました、が…
なんと2位以下の顔ぶれは、2位α7C、3位α6400、4位α7SIII、7位α7RIV、9位α7II、10位α7RIII。……SONYだらけ、実に10位中7機種がランクインしました。
これはどう表現すればよいのか、とにかく新製品α7IVの登場が大きく起因していることは確かです。

まずα7III、もともとの人気に加え、α7IVへのお買い替えによる中古商品数の激増及びそれに伴い価格が大きく下がったこと。それがα7IV発売2ヶ月目の今回、より顕著に出た結果です。

続くα7C、α6400は、新品の販売が休止されている状態。α7SIIIは入荷までかなりの時間を要する状況ということで、中古品の需要が高くなっています。
特にマップカメラでは、中古商品にも通常1年間の弊社保証が付きますので、メーカー保証と同等の安心感を持ってご購入いただくことができます。
店頭でもその点を高く評価してくださりご購入される方が多く、我々スタッフの励みになっています。

その他、α7RIVも中古商品数が増え、新品α7RIV(ILCE-7RM4A)との価格差が大きく開きました。
同様に、α7II、α7RIIIも中古商品数の増加に伴い、価格がさらに値ごろ感を増す結果となりました。

SONY勢に占拠されてしまった感のある今回の中古ランキング。
FUJIFILM X-E4とCanon 6D Mark IIが同数5位に、Nikon D750が8位にランクインしました。

X-E4は軽量コンパクトな特性を活かし、サブ機としてご購入される方も多いようです。
先に述べたように、組み合わせとして最適なXC15-45mmキットの新品販売が終了してしまったので、中古のキットをお探しになる方も多く、お問い合わせが増えました。

6D Mark II、D750は一眼レフ機の中でも特にコストパフォーマンスの高い機体として、安定した人気を誇っています。
日頃ミラーレス機を使用しながらも、まだ一眼レフ機の操作感などに思いを寄せている方も多く、価格的にも性能・大きさ的にもバランスの良い2機種の需要は依然高いようです。
一眼レフ新型機の登場は夢のまた夢といった感じですが、2022年も何とかその灯を絶やさずにいてくれればと切に思います。

今回のランキングを見ても明らかですが、α7IVの登場でSONY中古商品の流れが一気に活性化されました。
このまま2022年の中古ランキングを席捲してしまうのか、他メーカーが次回以降どこまで巻き返せるか、注目です。

[ Category:etc. | 掲載日時:22年02月11日 14時43分 ]

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