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2024年8月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング

2024年8月 新品・中古デジタルカメラ人気ランキング

新品デジカメ8月ランキング
1位 FUJIFILM X-T5 ミラーレス一眼カメラ
2位 FUJIFILM X100VI コンパクトデジタルカメラ
3位 Canon EOS R5 Mark II ミラーレス一眼カメラ
4位 Nikon Z8 ミラーレス一眼カメラ
5位 SONY VLOGCAM ZV-E10 II デジタルムービーカメラ
6位 FUJIFILM X-T50 ミラーレス一眼カメラ
7位 SONY α7C II ミラーレス一眼カメラ
8位 Canon EOS R6 Mark II ミラーレス一眼カメラ
9位 Nikon Z f ミラーレス一眼カメラ
10位 Nikon Z6III ミラーレス一眼カメラ


FUJIFILM X-T5
なんと、『FUJIFILM X-T5』が前回ランク外から一気に復活! 堂々1位を獲得しました。
7月末頃から供給不足が解消の兆しを見せ始めたX-T5。それまでの不足の影響で前回は12位と順位を伸ばすことが出来ませんでしたが、今回見事1位に返り咲きを果たしました。
特に新しくラインナップに加わったXF16-50mmF2.8-4.8 R LM WRとのレンズキットが好評で、全体の半分を超える販売数となっています。

X-T5の発売は2022年11月。高い人気を誇り、それゆえに発売開始後早い段階でメーカーからの供給が追い付かない状況に。一時期は受注受付が停止してしまう事態にもなりました。
発売以来すでに1年半ほどが経過していますが、ずっと供給不安定が続いていた印象です。
その間、他メーカーから魅力的な新型機が多数発売されましたし、自社からも弟分X-T50が鳴り物入りで登場しました。
供給が安定してももう上位に入る余地はないのでは、なんて懸念もありましたが、今回そんな予想を見事覆してくれました。
6位につけたX-T50の2倍以上の販売数を記録したことからも、その人気のほどがうかがい知れます。
このまま供給が安定し続け、今までの分を取り返す活躍をすることを期待しましょう。

2位には同じく『FUJIFILM X100VI』が入りました。こちらも前回ランク外11位からのジャンプアップです。
ただX100VIに関しては依然として新規予約の受付ができず、入荷があった時に告知をしその数だけ販売するという形でしかお渡しできない状況です。
ある程度まとまった数の入荷があったとしても、あっという間に完売になってしまいます。
X-T5やX-T50のように、こちらも早くご購入希望のお客様がストレスなく入手できるようになってほしいのですが…

続いて、8月30日発売の『Canon EOS R5 Mark II』が3位にきました。
前モデルEOS R5の発売から実に4年ぶりとなる話題の新型機です。
新開発のフルサイズ裏面照射積層CMOSセンサーにより、約4500万画素の高解像度と常用最高ISO51200(静止画撮影時)の高感度を両立しています。
また、2024年11月発売予定のフラッグシップ機EOS R1に搭載される新開発のエンジンシステム「Accelerated Capture」や、ディープラーニング技術の活用により、静止画・動画性能を前モデルから大幅に進化させることに成功しています。

Canonユーザーにとっては長く長く待ち望んだ、文字通り待望の新型機。
しかし月末の発売ゆえ、今回1位2位には残念ながら追いつかなかった…、というわけではありません。
我々の予想通り、予約開始とともに本当にたくさんのご注文をいただきました。
ところが早々に、メーカーから供給が間に合わないという告知がなされてしまいました。
結局、初回入荷はご予約数にははるかに及ばない数となり、残念ながら今後も長期の待ちが予想される事態となってしまっています。
ここまで長い間このランキングでCanonの苦闘ぶりを伝えてきた身としては、ようやく明るい話題を提供できると思っていただけに残念でなりません。
ですが一番つらいのは、その新型機登場を心待ちにしながら入手できていない皆様。メーカーの奮起を期待せずにはいられません。

4位は『Nikon Z8』。Nikonは他に9位『Z f』、10位に『Z6III』の計3機種がランキングに入りました。
と、ここで一番気にかかるのはやはり10位のZ6IIIでしょう。
7月12日発売で、前回は2位に圧倒的大差をつけて初登場1位を獲得。当然、今回もEOS R5 Mark IIと首位を巡っての激しい攻防が繰り広げられるかと思われたのですが… こんなにも速い失墜は予想だにしていませんでした。
店頭スタッフに確認したところ、勿論問い合わせは多くいただくものの、先月よりもその勢いは少し落ち着いてしまった感があるとのこと。発売月に売れ過ぎてしまって、欲しい方にもう行き渡ってしまったか。
また、前回一つの懸念としてお話ししましたが、より堅牢性の高い上位モデルZ8とノスタルジックな外観とお手頃価格で支持を受けているZ f、そして今回のZ6III。この3機種でどのような住み分けがなされるのか興味があったのですが、はたしてつぶし合う結果となってしまったか。
とはいえ、ここで結論を出すのは時期尚早かと。
実は、4位Z8から下位は販売数にそれほど大きな開きはありません。Z6IIIが再び上位に舞い戻ることも十分に可能です。もう少しこの3機の動向を見守ってみることにしましょう。

順位を戻します。5位に8月2日発売の『SONY VLOGCAM ZV-E10 II』がランクインしました。
2021年9月に発売され、あらゆるスタイルのVlog撮影に適用したカメラとして人気を博したVLOGCAM ZV-E10の次世代機になります。
3年の間により進化し多様化したVlog撮影のニーズに応えるべく機能もさらに充実。またグリップを大きくしホールド性を高めたり、フルサイズ機と同じ大容量のバッテリーを採用するなど、使い勝手の向上も図っています。
前モデルは2位に大差をつけて見事初登場1位を獲得しています。今回そこまでの大ヒットとはいかないまでも、注目度は高かったようです。ただ、ネットでの販売が圧倒的に多く、店頭での問い合わせは前モデルの時より少ない印象だったとか。
この手のモデルは発売月後は急速に販売数が減少する傾向にありますが、はたして今回はどのような推移を見せてくれるでしょうか。

6位に『FUJIFILM X-T50』。
6月に初登場1位を獲得、前回7月もZ6IIIに次ぐ2位と好調でしたが、今回は6位まで順位を落としてしまいました。
先に少しお話ししましたが、今回1位X-T5の半分にも満たない販売数だったことも気になります。X-T5の供給が安定してきたことで、そちらに流れてしまった感があります。
搭載するセンサーや画像処理エンジンは上位機X-T5と同等、機能面ではより進化した部分も持つX-T50ですが、価格の上でもX-T5とそれほど大きな差がないというところがネックになっているかもしれません。
対象レンズ(XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR)との期間内同時購入で、35,000円のキャッシュバックが行われるメーカーキャンペーンが8月22日より始まりました。(2024年12月31日購入分まで) 今後どのような効果が表れるか、期待しましょう。

7位は『SONY α7C II』。
店頭では、ここのところ特に外国人観光客の方にも人気が高いそうです。
ご存じのように日本国内で販売されるSONY商品はメニュー画面が日本語表記のみなのですが、それを承知のうえでご購入されていくとのこと。

α7シリーズのランクインは、今回このα7C IIだけという結果になりました。
SONYはおなじみのキャッシュバックキャンペーンを再びスタートさせています。(2024年8月23日から10月15日まで) 
α7C IIのほかに、前回ランキングに入ったα7RVやα7IVも対象になっているのですが、このキャンペーンが今回どのくらい効果を出すかは正直微妙なところ。
というのも、SONYは8月1日に大規模な価格改定を行い、新品商品の値上げをしています。結果として、キャッシュバックがあってもこれまでほど中古との価格差が小さくならず、お得感があまり感じられなくなってしまいました。
特に発売からかなりの月日が経ち、中古購入が主流になりつつあるα7IVなどは、今までのようにキャンペーン期間中は新品購入に流れるということがなくなってしまう可能性が高くなりました。
他メーカーが続々と新製品を出すなか、これまでのような強さを示すことが難しくなってきています。

8位には『Canon EOS R6 Mark II』が入りました。
これまで孤軍奮闘を続けてきたEOS R6 Mark II、待望の新型機登場でようやくその重荷を下ろすことができるかと思われたのですが…
EOS R5 Mark IIの深刻な供給不足により、まだまだCanonを引っ張っていかなくてはならないようです。Canonの苦しい戦いは今後も当分続きそうです。

前回2機種をランクインさせたPanasonicですが、今回はランキングから姿を消してしまいました。
6月に初登場2位を記録した後、前回7月は9位に沈んだLUMIX S9。今回は残念ながら12位に。
久々にランキングに名前のあがったPanasonic、是非もう一度返り咲いてほしいところですがどうなることでしょう。

 
 

中古デジカメ8月ランキング
1位 SONY α7III ミラーレス一眼カメラ
2位 Nikon Z6 ミラーレス一眼カメラ
3位 Nikon Z fc ミラーレス一眼カメラ
4位 OM SYSTEM OM-1 ミラーレス一眼カメラ
4位 Nikon Z f ミラーレス一眼カメラ
6位 Nikon Z6II ミラーレス一眼カメラ
7位 Canon EOS R5 ミラーレス一眼カメラ
8位 SONY α7C II ミラーレス一眼カメラ
9位 SONY α7IV ミラーレス一眼カメラ
10位 FUJIFILM X-T5 ミラーレス一眼カメラ


SONY α7III
中古ランキング1位は、またしても『SONY α7III』。2位以下に頭ひとつ差をつけての1位です。
これでついに7ヶ月連続となりました。
もはや説明の必要もないといったところですが、はたしてこの強さはどこまで続くのでしょうか。

ただ今回の中古ランキング、その下の順位には動きが見られます。

Nikon勢が上位に4機種入れてきました。前回も4機種でしたが、今回はさらに上位に進出。2位に『Z6』、3位『Z fc』、そして同数4位に『Z f』、6位に『Z6II』と、好調ぶりが際立っています。

特にZ6シリーズの躍進が目を引きます。Z6IIIの影響が前回以上にあらわれる形に。
前回7位のZ6IIが6位、Z6は前回8位からなんと2位にジャンプアップ。
どちらも中古商品の在庫は大変豊富です。その分価格もさらにお求めやすいものに。
Nikonのフルサイズ機をお手頃価格で始めようという方やサブ機としてお考えの方にも狙い目な機体となっています。

前回まで4ヶ月連続でα7IIIに次ぐ2位、今回Z6にその座を譲り3位になったZ fc。そして、同数4位に順位を上げたZ f。
これらの機種も中古在庫数が増えてきました。
これまでその豊富な商品在庫数で中古ランキングに君臨してきたSONYを蹴散らし、Nikon勢がその勢力を大きく拡大することとなりました。
この勢いで1位α7IIIの王座も奪い取るか、次回以降が楽しみです。

Z fと同数の4位に入った『OM SYSTEM OM-1』。前回はランク外でしたが、今回上位で返り咲きを果たしました。
次世代機OM-1 Mark IIが2024年2月に発売されて以来好調です。
そのOM-1 Mark IIは現在新品ランキングから姿を消してしまっていますが、潤沢な商品在庫数を誇るOM-1はこのまま中古ランキングに定着できるでしょうか。

6月7月の中古ランキングでは名前を消してしまっていたCanon、7位に『EOS R5』が入りました。
新品ランキングでお話ししたように、期待の新型機EOS R5 Mark IIが発売開始早々深刻な供給不足の事態に。
とはいえお買い替え目的で前モデルを下取に出された方も多く、EOS R5の中古在庫数は大変豊富になっています。
価格も下がり、お手頃感が増したこともあって今回のランクインに繋がりました。
新型機の評価が高まれば、旧モデルへの注目度もますます上がり販売数を伸ばすことが出来るはずです。
Canonが中古ランキングでも勢いを取り戻すには、やはり新型機の供給が安定することが不可欠と思われます。

8位に『α7C II』、9位『α7IV』とSONYが並びました。今回はNikonの勢いに押されてしまった感があります。
先に述べた新品のキャッシュバックキャンペーンが今後の中古ランキングにどう影響するか、予想は大変難しいところです。

8月の中古ランキング、最後にご紹介するのはFUJIFILM。10位に『X-T5』、ランク外ですが11位に『X100VI』という順位になりました。
新品ランキング1位2位の機体が、中古ランキングで奇しくも並ぶことに。
どちらも新品の供給不足が続くなか、買取を強化し中古商品数を確保してきました。その結果の順位となります。
新品の供給が安定すれば、そちらに流れることが予想されます。やはりメーカーの頑張り次第といったところです。

これまでSONYの盤石ぶりが目立っていた中古ランキングですが、新型機の登場で大きな動きが見られるようになってきました。
一気に攻め込んできたNikon。はたしてCanon・FUJIFILMの巻き返しはあるのか。
次回も波乱の展開を期待しましょう。

 
 

[ Category:etc. | 掲載日時:24年09月07日 19時21分 ]

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