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【HASSELBLAD】フィルム現像代を気にせずに500C/Mで写真を撮る方法。

【HASSELBLAD】フィルム現像代を気にせずに500C/Mで写真を撮る方法。

 

“HASSELBLAD”というカメラメーカーをご存じでしょうか?

きっと当ブログの読者様であればご存じの方が多数を占めるかと思います。中でもHASSELBLAD 500 Seriesは、そのアイコニックな造形から写真やカメラに詳しくない方からも認知されているカメラです。

「ウエストレベルでカメラを構え、スクリーンを覗き、シャッターを切る。」

他のカメラでは得ることのできない撮影体験は、写真を撮るという行為を更に高揚させてくれます。カメラ好きであれば一度は手にしたいこのカメラ、実は筆者も所有していた事があったのですが、フィルム価格の高騰や愛用していたフィルムの生産終了などを機に手放してしまいました。(今となっては後悔しております……。)

そして手放してから少しの時間が経ち、中判ミラーレスカメラ  「907X 50C」 の発表を知ってしまうのです。

2020年秋に発売された907X 50Cは、カメラボディ「907X」と43.8mm x 32.9mmのCMOSセンサーを搭載したデジタルバック「CFV II 50C」で構成された中判ミラーレスカメラです。HASSELBLAD Vシリーズ用のデジタルバックと言えば、以前からもHASSSELBLADや他メーカーからも発売されておりましたが、価格や機能面からどうしてもプロカメラマン用の機材としてのイメージが強く、趣味で楽しむような著者にとっては手を出しにくい存在でした。

製品の発表を聞いてまず驚いたのがその価格。一般的にデジタルバックと言えば安くても100万円台はかかってしまう印象でしたが、907X 50Cは新品でも70万円台で購入できてしまいます。他社のフラッグシップ機の価格帯に近づいた事で、一般のユーザーにも手の届く範囲になってきました。

そして特筆すべきはそのデザイン。上記写真のように、500C/Mに装着した際のデザインの統一感は、HASSELBLAD純正にしか成しえない妙技。フィルムマガジン装着時と比較すると全長が少し長くなってしまいますが、それを感じさせない統一感があります。

また、以前のモデル「CFV 50C」ではバッテリーを底部に外付けする必要がありましたが、CFV II 50Cでは本体内部に格納することができるようになり、デザインを損ねることがありません。よりフィルムマガジン装着時のデザインに近付ける事ができました。

撮影はフィルムマガジン装着時と同様にシャッタースピードと絞りをレンズ側で設定し、スクリーンを覗いてシャッターを切ります。スクリーンには6cm x 6cm (60mm x 60mm)の画角が映し出されておりますが、CFV II 50Cのセンサーサイズは前述の通り43.8mm x 32.9mmの為、記録される画像は少しクロップされてしまいます。もちろんこのままでの撮影も可能ですが、製品に付属されているフォカシングスクリーンマスクや別売りのアキュートマットを使用する事で、構図を追い込みやすくすることができます。

シャッターを切るたびに巻き上げクランクを回してチャージしなければならないのも変わりありません。クランクを回す行為はシャッターを切った後にしか行わない為、フィルムでの撮影の際はあまり回す事が無かったのですが、デジタルバックでの撮影となるとフィルム代を気にせずにテンポ良くシャッターを切ることが出来る為、必然と回す回数が増えていきます。このクランクを回す感覚も小気味よくクセになります。

せっかく500 Seriesを使用しているので、作例は全てスクエアで撮影致しました。レンズはPlanar CF80mm F2.8を使用。500 Seriesをお持ちの方であれば一度は使用されたことのあるレンズかと思います。ラージサイズのセンサーとPlanarが生み出す階調や立体感、自然なボケはクセになります。上記3枚は全て手持ちでの撮影でしたが、ある程度シャッタースピードを稼げれば手持ちでも問題ないと感じました。

今回は全ての写真をISO 100で撮影致しました。意図的に固定した訳ではありません。フィルムで撮影しているような感覚になってしまい、ISOを変更できることを失念していたのです。それくらいフィルムマガジンでの撮影時と感覚差が無いということでしょう。

レンズをDistagon CF50mm F4 FLEに交換し、三脚を使用して撮影致しました。CFV II 50Cでのクロップを加味すると、標準レンズとしてはこれくらいの焦点距離のレンズの方が使い勝手が良いと感じました。

CFV II 50Cはライブビューでの撮影も可能ですが、”500 Seriesで撮るならスクリーンを覗きたい”との思いから今回は使用致しませんでした。ただ水平取りはCFV II 50Cの水準器機能を使用。フィルムでの撮影体験に近づけつつもデジタルの恩恵を受けられるところはちゃっかり活用します。

この日の撮影枚数は約300枚。120フィルムに換算すると25本程度を消費したことになります。仮にフィルム代 ¥1,000、現像代 ¥1,000として計算した場合、現像にかかる費用は¥50,000となります。上記費用がデジタルバックであれば無料。70万円台の商品価格も14回程度撮影に出かければ元を取れる計算となります。(あくまで大雑把な計算ですが……。)

 

あまり撮影に出ていない500 Seriesを所有されている方、500 Seriesを手にしてみたいけれどフィルムのランニングコストが気になる方、選択肢として本機はいかがでしょうか?初期投資さえかかってしまいますが、手にした後はワンランク上の写真ライフが待っております。

 

[ Category:etc. | 掲載日時:21年12月07日 16時00分 ]

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