私どもマップカメラは8月13日に29回目の創業日を迎えました。これも皆さまのおかげでございます。本当にありがとうございます。
「旅」にぴったりなカメラ『Leica M11』と訪れた八丈島の旅、ぜひ皆様もお気に入りの愛機と訪れた気分になってお楽しみいただければ幸いです。
本編映像
動画チャプター
00:00 オープニング
00:40 Chapter.1 – Reserve –
02:11 Chapter.2 – 大里の玉石垣(OzatoTamaishi Wall) –
04:48 Chapter.3 – 登龍峠(Noboryo-toge) –
06:51 Chapter.4 – 裏見ヶ滝(Uramigataki Waterfall) –
11:13 エンディング
動画内で紹介することのできなかったアナザーカットなども交えてお送りいたします。
大里の玉石垣(OzatoTamaishi Wall)
2日目は大里の玉石垣からスタート。
馬路というこの道は八丈島の中でも古くから存在する道です。
ここではライカの歴史を黎明期から支えてきた歴史あるレンズ、エルマー L50mm F3.5 ニッケルを使用しました。
Leica M11 + エルマー L50mm F3.5 ニッケル (M/Lリング)
「魔法のレンズ」と評する声もあるこのエルマーというレンズは優しさと丁寧な風合いを持ち合わせた一本。
モノクロ時代に開発されたノンコートレンズと呼ばれるコーティングが施されていないレンズですが、それも相まってか穏やかな一枚となりました。
Leica M11 + エルマー M65mm F3.5 + ビゾフレックス III型
レンジファインダーという機構上、接写が苦手なM型のために開発されたシステムであるビゾフレックス。
ビゾフレックス III型 はデジタルのM型にも装着することが可能です。(II型はファインダーが干渉してしまいます)絞り優先モードなどで使用するとミラーアップのタイミングとの兼ね合いで測光が難しい場合もありますのでコツがいりますが、上手く使うと接写ができる便利なアイテムです。
丸石垣の周りに生えたコケはその歴史を感じさせます。
Leica M11 + エルマー L50mm F3.5 ニッケル (M/Lリング)
背景が渦を巻くようなボケですが、そのおかげか見せたいものへと視線が誘導されていきます。
Leica M11 + エルマー M65mm F3.5 + ビゾフレックス III型
Leica M11 + エルマー L50mm F3.5 ニッケル (M/Lリング)
奥に撮影に同行したスタッフが見切れています。こういうカットも後で見返すと大切な一枚です。
Leica M11 + エルマー M65mm F3.5 + ビゾフレックス III型
苔の成長スピードは環境によってさまざまのようです。1年で数ミリしか伸びないものもあるとか。
この丸石垣に生えた苔たちは何年間この島を見守り続けてきたのでしょう。
Leica M11 + エルマー M65mm F3.5 + ビゾフレックス III型
このレンズを使用するとこのような接写した写真もM型で撮影することができます。こちらにて詳しく紹介していますので気になった方は是非ご覧ください。
登龍峠(Noboryo-toge)
次に登龍峠を訪れました。
ここではズミルックス M21mm F1.4 ASPH.を使用しました。
Leica M11 + ズミルックス M21mm F1.4 ASPH.
この写真は電子シャッターを使用し、SS 1/12500にて撮影しました。
ISO 64が使える点と電子シャッターが使用できる事で、レンズの可能性をさらに引き出せると感じました。
21mmというダイナミックな画角と合わさり印象的な一枚になりました。
Leica M11 + ズミルックス M21mm F1.4 ASPH.
緻密な描写も素晴らしいです。
ここでは他にもMS-Optics(エムエスオプティックス) SONNETAR M73mm F1.5 MC も使用しました。
Leica M11 + MS-Optics SONNETAR M73mm F1.5 MC ブラック
200g以下と非常に軽量な本レンズはプラス1本に最適。レンズ構成は4郡5枚のゾナー型です。
開放ではにじみを伴った描写が心地良いですが、絞るとソリッドな描写になります。
設計者の宮崎さんお手製の説明書を見てもF4~5.6でパーフェクト性能に達すると書いてあります。
Leica M11 + MS-Optics SONNETAR M73mm F1.5 MC ブラック
Leica M11 + MS-Optics SONNETAR M73mm F1.5 MC ブラック
裏見ヶ滝(Uramigataki Waterfall)
通常の滝とは違い、後ろから見ることができるこの裏見ヶ滝。
山の中を歩いて向かったのですが木々に覆われた中、差し込む光がとても印象的でした。
Leica M11 + CONTAX Hologon T*16mm F8 ライカMマウント (CONTAX G MS Optics改造)
途中、丸石の階段がありました。登っていくと…。
小さな祠がありました。
Leica M11 + ズマロン M28mm F5.6
「為朝神社石宮」という場所で天保11(1840)年に建てられました。
玉石垣もそうでしたが、丸い石を均等に積み上げる技術には目を見張るものがあります。
Leica M11 + ズマロン M28mm F5.6
振り返るとそこには広大な景色が広がっており、風がスーッと通り抜けなんとも心地の良い空間となっておりました。
Leica M11 + CONTAX Hologon T*16mm F8 ライカMマウント (CONTAX G MS Optics改造)
Leica M11 + アポズミクロン M35mm F2.0 ASPH. ブラック
裏側から見る滝。なんとも不思議な感覚になりました。
Leica M11 + アポズミクロン M35mm F2.0 ASPH. ブラック
岩の隙間から所せましと生える植物たちに八丈島が育んだ生命力を感じます。
Leica M11 + アポズミクロン M35mm F2.0 ASPH. ブラック
近接撮影での描写も申し分なし。
Leica M11 + アポズミクロン M35mm F2.0 ASPH. ブラック
この組み合わせがあればなんでも撮れるような気がしてしまいます。
Leica M11 + アポズミクロン M35mm F2.0 ASPH. ブラック
良いレンズは光をよく捉え撮影者に想像力を掻き立てさせます。
Leica M11 + アポズミクロン M35mm F2.0 ASPH. ブラック
この一枚は実は下の写真からトリミングをしたものです。
Leica M11 + アポズミクロン M35mm F2.0 ASPH. ブラック
総画素数6030万画素のLeica M11ならではの芸当です。
解像感なども失われることがありません。
Leica M11 + アポズミクロン M35mm F2.0 ASPH. ブラック
ハイライトの粘り強さも抜群です。
Leica M11 + アポズミクロン M50mm F2.0 ASPH. ブラック
カメラと共に訪れた八丈島。今回はアナザーカットとしてお送りさせていただきました。
是非、動画本編もお楽しみください。