【タイムズフォト】NEX-5ファームアップ！パートカラーとピーキングを試す！

NEX-5ファームアップ！パートカラーとピーキングを試す！

初夏です。初夏と言えば新製品ラッシュ！各社から続々と新製品が発表されています。

個人的に注目なのはソニーのNEX第二世代機 NEX-C3。
よりコンパクトになったフォルムもさることながら、トレンドの「ピクチャーエフェクト」そしてオールドレンズファンへのプレゼントとしか思えないMFサポート機能「ピーキング機能」に興味津々。

と思ったら「ピクチャーエフェクト」と「ピーキング機能」に関しては6/20提供開始のファームウェアアップグレードプログラム「ver.04」によって我が「NEX-5」でも使用可能なようです！
早速アップグレードし、一足お先に試させていただきました。

今回のピクチャーエフェクトのなかで最も楽しみだったのが、モノクロームの中に設定色(赤・黄・青・緑から選択)のみを残す「パートカラー」。さっそくテスト撮影にくりだします。
使用レンズはセレナー35mmf3.5

SONY NEX-5 / Canon SERENAR 35mmf3.5

路上を観察して「色」を拾ってゆくという行為がこんなに楽しいとは思いませんでした。これしきの事でセンスがよくなった気がしてしまうのだから不思議なものです。

好みにもよるとは思いますが、この機能を使うなら絞りを開けてぼかすよりも、絞り込んでパンフォーカス気味にしたほうが「わかりやすい」気がします。

注意点としては、設定した色からほかの色へ切り替えるのが少し面倒な事。一度ピクチャーエフェクト選択画面に戻らなければならないので、
たとえば「黄色」に設定していたら、前から真紅のフェラーリが！という場合など、結構あわてることになります。
（タタッと撮影モードボタンを連打してククッとダイヤルを回すと早いようです。）

もうひとつ個人的にかなり期待していたのが「ピーキング機能」。

ご存知の通りNEXやPENシリーズ、G・GH・GFシリーズなど「ミラーレス一眼」が採用しているAF方式が、コントラストが高い位置を検出する「コントラスト検出AF」。
それを目で見えるようにしてくれたのが「ピーキング機能」です。

画面内のコントラストが高い場所に色をつけてくれるので、つまりピントリングをまわして、ピントを合わせたい位置に色が付けばOKという事です。

もしも、ものすごく使いやすかったら他のカメラの出番が減るかも・・
期待を胸に試写に出発です。
使用レンズはフォクトレンダーウルトロン28mmf1.9L

SONY NEX-5 / Voigtlander ULTRON 28mmf1.9

使ってみた印象は「うーん慣れが必要だな・・」と「絞り込んでのパンフォーカス撮影にはいいかも！」というもの。
ピントリングの回転とともにピーキング色も増えたり減ったりするわけですが、「ここ！」というのを見つけるのがなかなか・・。
ただ、これだけでピントを合わせられるわけではなく、あくまでピント合わせの補助として有用な機能なんだ、という事に気づいてからは快適に撮影できました。
(結果も・・悪くないですよね!?)