【マップカメラコレクション】Leica IIIg
1954年にドイツで開催されているカメラショー「フォトキナ」にて、ライカM3が華々しくデビューしました。 バルナックライカのスペックを遥かに超えたこのカメラは世界中で大きな反響を呼びました。 M3が発表されるまでに、世界中の様々な国でライカコピーが作られてきましたが、このカメラの 登場によりレンジファインダーにおいて、これ以上ない最高品質のカメラが誕生しました。
ただ、このカメラが今までの35mmフィルムカメラと大きく違う点はその「大きさ」でした。これまでの バルナックライカに対しひと回りも大きなM3は今までのライカファンにはなかなか馴染んでもらえませんでした。 その後ライカユーザーの要望もあって作られたのがIIIgです。バルナックライカのコンパクトさをそのままに、 ファインダーは従来の物ではなく、M3から取り入れられたブライトフレーム方式を採用し、50mm・90mmの 2つのフレームを入れ明るく、大きな見やすいファインダーが大きな特徴です。シャッタースピードも旧タイプの古い 系列ではなく現在のシャッタースピードと同じ系列なので露出計もばっちり使えます。 ライカ最盛期に作られた最高のバルナックライカですよ。 ERNST LEITZ WETZLAR GERMANY ライカ IIIg 1957・1960年製造 総生産台数約40,000台 現在の在庫は |
|
[ Category:Leica | 掲載日時:07年03月13日 17時48分 ]