いえいえ、別段マジックでもなぞの組織でもありません。
普通に撮れば、澁谷の交差点を行きかう人々を撮影したら、必ず写ってしまいます。
シャッター速度を落としても、ブレてしまうだけで写ってしまいますね。
そこで登場するのがNDフィルター!
絞りを開けたいけど、光量が多いので絞らないと適正露出が得られない時などに、
光の量を調節する為のフィルターです。
ND400やND10000フィルターは日食の時などに太陽を撮影する時に使われる、
一見真っ黒なガラスのフィルターです。
数字が大きくなるほど真っ黒で、それだけ露光に時間がかかりますので、
絞りを開けたり、露光時間を長くしてあげる必要があります。
一眼タイプのカメラでは、付けてしまうとファインダーを覗いても、真っ黒で何にも見れません。
予めピントを合わせておきましょう。
但し、レンジファインダーカメラなら実際にレンズを通ってきた像でピントを見ているわけではないので、
NDフィルターを付けたままピント合わせが出来ます。
こんな時は、レンジファインダーの仕組みは便利ですね!
今回は、ND400フィルター(9絞り分暗い)とND8フィルター(3絞り分暗い)の2枚合わせで使用してみました。
シャッターは30秒ほど開けておきます。
なんということでしょう!
普通に歩いている人は、移動している為に露出が足りずフィルムに写りません。
立ち止まっていたり、動かない建物や物が写ります。
画面中心から下が白っぽいのは、撮影途中で信号が変わってしまい、バスがゆっくり通り過ぎた為です。
もちろん、人ではなくても、動いている物ならシャッタースピードの調整で画面から消し去る事が出来ます。
NDフィルターを使って、見慣れた景色をちょっと変えて写してみてはいかがですか?
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