ライカとレンズのクモリとキズと。
実際に使っているレンズは、経年変化のクモリとキズあり。
後玉から覗くと
こういった、形で出ています。
フレアやゴーストによりフワリと滲むことはありますが、かえって雰囲気が出て
非常に気に入って使っているレンズです。
ある日、ふとカラーネガフィルムで撮ったらどういった感じになるんだろう。
色が出なかったりするのだろうか。
と、いう事で実際に撮影してみました。
空の写真。あれ、意外と
ちゃんと、撮影できる。
これは、もしかしたらクモリやキズのあるレンズでも、案外にカラーフィルムでキチンと撮れるのでは。
と、思いながら近所を散歩、そして撮影。
目の前を通った、猫ちゃんをパチリ。
目線をバッチリくれたのですが、もう一枚撮ろうとすると
シャッターを切る前に、冷たく立ち去られました。
やはり、少し落ち着いた色合いではありますが撮れます。
順光でしっかり写ることが判ると、撮りたくなるものといえば
そう、逆光。
やはり逆光や、斜光でもハレーションやフレアは、かなりの確率で出ました。
夜景、手持ち撮影(勿論手ぶれ補正機能なんてありません)、ISO100のフィルム、撮影レンズはクモリ有り。
撮影してみて、現像してみると
不思議な雰囲気の写真が撮れました。
今回、実際に撮ってみての実感として
①ある程度のクモリやキズは順光で、影響が少ない時がある。
②オールドレンズとされるクラシックレンズ達の作り出す色や雰囲気は
いまのレンズでは撮れないであろう感じの写真が撮れる時がある。
③フィルムカメラでも、デジタルカメラでも、本当に気に入った
カメラやレンズを使うことによって、より楽しめる(こともある)。
と、いうこと。
フィルムの銘柄は以前と比べると、だいぶ減っていますし新製品は
ほぼデジタルカメラです。しかも高画質で、非常に便利。
でもオールドレンズを使って、フィルムカメラで撮るのも
今のレンズでは出せないであろう写り方もあり、楽しいですよ。
一度、是非楽しんでみてください。