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鉄道倶楽部読者の皆様こんにちは。
鉄道は門外漢のヴィンテージカメラ担当です。
もはや家内の旅行ガイド本となっている、マンガ「鉄子の旅」。
その、第6巻に収録されている、「大井川鐵道編」で、「ダムに沈む道路」という不思議な光景が紹介されていますが、それをどうしても見たいと、家内に言われ続けて3ヶ月、ついに行ってまいりました、大井川鐵道へ。
大井川鐵道は、
東海道本線の金谷駅(静岡県島田市)から千頭(せんず)駅(静岡県榛原郡川根本町)に至る「本線」と、そのさらに奥にあるダムの建設資材運搬用として敷設された「南アルプスアプトライン(井川線)」との2つに分かれています。本線はそうでもないのですが、ほぼ観光用の路線となっている井川線の運行本数は、極端に少なく終電も早い。
東京から青春18キップを使って(つまり普通列車で)金谷まで行き、大井川鐵道を一日で全線堪能しようとすると、井川線では、次の列車がないので途中下車は1回しかできない。もちろん、朝は4時起床で、06:07東京駅発、東海道本線熱海行きに乗り、その後も普通列車を乗り継いでいかなければならないので、かなりの強行軍。
で、何とか10時ごろに、始発駅金谷に到着。
ななんと、大井川鐵道の金谷駅からは蒸気機関車が発車しているではないですか!あまり詳しく知らなかったのですが、大井川鐵道は蒸気機関車が運行されている路線としても、有名とのこと。写真を撮る間もなく、蒸気機関車は行ってしまいました。
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鉄子の旅(6)
菊池 直恵 (著)
横見 浩彦 (著)
出版社:小学館 |
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全駅乗り降り自由なフリーキップは、本線のみ発売。往復料金と変わらず、途中下車し放題で2日間有効。今の時期、全線フリーキップは発売されていないとのこと。要注意です。さすがSLはすでに満席。 |
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ギョエーッ!なんだこの年代ものはっ!
帰ってから調べてみたら、昔、南海電気鉄道の高野線を走っていた21000系通称ズームカーとのこと。 |
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その外観からの期待通り、乗り心地はかなりクラシックです。線路の所為か、車両の所為か、はっきり言ってかなりゆれます。そのゆれを吸収するのが、このフカフカシート。東京近郊の通勤電車よりも体感1.5倍はフカフカ。素晴らしい乗り心地です。 |
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車窓には、夏の大井川の風景が広がります。見ているだけでさわやかです。クラシックな車両ですが、一応クーラーがついておりガンガンに効いています。 |
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単線ですので反対に向かう電車とは駅で待ち合わせです、、、えっ?なんで近鉄電車が?これまた、帰ってから調べたら、往年の近鉄特急を買い入れワンマン運行できるように改造し営業しているとのこと。ちょっとびっくりしました。 |
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今回の旅のもうひとつの目玉、塩郷駅の近くにあるつり橋です。ちょうどつり橋の真ん中で写真取っている人がいます。気持ちよさそうに見えるのですが、それも今のうち。後で真の恐怖を味わうことになるのです。。。 |
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つり橋は帰りに寄ってみたのですが、一人渡れるのがやっとの幅しかありません。とにかく、ゆれるゆれる。思ったよりもぜんぜんゆれます。つり橋なんてめったに渡ったことありませんから、こんなにゆれるものとは。しかも、下が素通しで線路と水面がよく見えます。 |
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本線の終着駅、千頭駅に到着。ここからバスで寸又峡温泉に行かれる方が多いようです。 |
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金谷駅で見た、例のSLが一足先に到着して、入替作業の真っ最中です。 |
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蒸気機関車だけでは坂が厳しいところもあるとのこと。このクラシックな電気機関車は、補機として最後尾に接続され、使用されています。 |
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ぴかぴかに磨き上げられたナンバープレート。 |
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夏雲が、南アルプスの山々から、もくもくと湧き出しています。 |
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駅には、これまたビンテージもののレールが展示してあります。SLといい、クラシカルな電気機関車や、第2の人生を送っている関西の電車たちといい、大井川鐵道って、「地元の人の足」に加えて「動く鉄道博物館」なんですね。 |
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千頭駅では井川線に乗り換えします。ここからは、このかわいらしいトロッコ列車にのって、終点の井川駅まで行きます。全席窓が開放されており、さわやかな森林の風を浴びながら、さらに大井川をさかのぼり「ダムに沈む道路」を見に行きます。 |
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大井川鐵道の旅
井川線編へ
つづく
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Nikon D200・AF-S DXズームニッコール ED 18-70mm F3.5-4.5G(IF)