『Inter BEE 2014』レポート
11/19〜11/21にかけて幕張メッセにて『Inter BEE 2014』が開催されています。
Inter BEE(インター・ビー)は音と映像と通信のプロフェッショナル展ということで撮影機材、編集機材、ディスプレイなどの周辺機器、オーディオ関係の多くのメーカーが出展する展示会です。今回はカメラメーカーの注目商品を中心にレポートしたいと思います。
Inter BEEは今年で50年目という大きな節目を迎えました。
1965年から開催されている歴史ある展示会です。
上から見渡した様子。2つの展示会場で分けられています。
こちらはSONYのブース。左にある巨大な4Kディスプレイが目を引きます。
大きなレンズが付いたコチラの機材、何のカメラか分かりますでしょうか?
なんと動画用にフル装備したα7sです!
『PXW-FS7』
フルサイズセンサー搭載したEマウントのレンズ交換式 XDCAMメモリーカムコーダーです。
他にもディスプレイなどの編集機器、映像作成のデモンストレーションが行われていました。
続いてはカールツァイスのブース。
動画用レンズの分野でも有名なツァイスレンズ。
普段なかなか見る事のない大きなズームレンズなどがありました。
α7のユーザー注目の新レンズ『Loxia 35mm F2』も展示されています。
Otus 85mm F1.4も発見です!コチラは実際に手に取ることができます!
続いてFUJIFILMのブースです。
中へ進むと・・・着物姿の女性が座っています。
ここは4K対応の超広角レンズの紹介でした。
FUJIFILMレンズも一般ユーザー向けだけではなく放送局などで多く使われています。他にも高倍率のシネレンズや新しい記録メディアの紹介がありました。
アクションカムのパイオニア、 Go Proのブースです。
“ハヤブサ”の各所とヘルメットにカメラが付いています。
会場では新製品「GoPro HERO4」のプレゼンテーションが行われていました。
続いては非常に展示の多かったCanonブースです。
EFマウントの新商品『EOS C100 Mark II』
Canonはイメージセンサーも独自に開発しているメーカーです。
注目したのはこの35mmフルサイズの超高感度CMOS。
なんと最高感度 ISO 800,000!!80万です!
人の目では見えない光も捉え、動画として残せるとの事です。
その隣には超解像度のCMOSが。
1.2億画素のCMOSです!!今のカメラの表示にすると12000万画素です!スゴい!
どこまで写るのか非常に興味が湧きます。
次に12月下旬発売の『EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM』も展示されているか探してみました。
ショーケースにはなく、展示されているカメラを見ていると・・・ん?
こんなところに発見です!展示カメラにデモ機材として付いていますので実際に試す事ができました!
EFレンズやシネレンズがたくさん展示されていました。
Canonブースは実際に試せる機材も多く、来場者の皆さんも楽しんでいる様子でした。
続いてPanasonicのブースです。
第二問、このカメラ分かりますか??
なんとフル装備のGH4です!
そしてこちらは空飛ぶGH4です!
この動画撮影用ラジコンヘリコプターの登場で映像表現が大きく変わったと思います。
ブースには他にも4Kディスプレイや映像編集機材が展示されていました。
動画のデジタル撮影分野で大きくシェアを伸ばしている Black magic designのブースです。
多くのカメラ機材と編集機材が展示されていました。
写真のカメラはシュナイダーレンズを装着しています。
こちらは35ミリ・16ミリテープをデジタルデータにする機材です。
Black magic designは編集機材ごとデジタル化し、モニター上でスイッチを操作するなど最先端の映像機器という印象を受けました。
続いてケンコー・トキナー/KPI/スリックのブースです。
このシネレンズを見て気づかれた方もいるかと思います。
一眼レフレンズ『AT-X 11-16mm F2.8』のシネレンズ版です。
こちらは新作の『Tokina 50-135 T3 CINEMA LENS』。
『AF 50-135mm F2.8』のレンズ技術が使われているとのことです。
こちらはセキドという会社のブースです。
カメラメーカーではないですが面白い商品が展示されていたのでご紹介します。
DJIのマルチ・ヘリコプターを扱う会社です。
いまは個人でも買えるほど小型で扱いやすくなりました。
実際に会場で飛ばしてでのデモンストレーション。
ラジコンヘリはホバリングが難しいと聞いたことがありましたが、こちらのマルチ・コプターはGPSで自分の位置・高度を認識し、一度浮かせれば自動でホバリングを維持するそうです。
今年の「Inter BEE 2014」は魅力ある商品がいっぱいでした。
紹介していないブースもまだまだ沢山あります。
皆様も新製品を含め、色々な情報をチェックしてみてください。