【Leica】何コレっ?! 第7回 『NOOKY』 『NOOKY-HESUM』
思わず「何コレっ?!」と叫びたくなるこの物体。○と□をくっつけたような、これは、いったい何でしょう?
ライカのコードネーム「NOOKY」「NOOKY-HESUM」は、バルナック型ライカ用の近接撮影アクセサリーです。
上の写真の左と中央は、ヘクトール5cm・ズマール5cm(沈胴)・ズミター5cm用のNOOKY-HESUMです。
右はエルマー5cm用のNOOKYのです。
↓ ライカIIIf に取付けるとこうなります。 (カッコイ~!)
( Leica IIIf + NOOKY + Elmar 50mmF3.5 )
NOOKY上部の黒い部分、丸い窓にはレンズが入っており、近接撮影時もカメラの距離計に連動するようになっています。
そのとなりの四角い窓は、カメラのファインダーをマスク(視野を狭く)して、写る範囲を示します。
レンズは、NOOKY内部のバヨネットに 沈胴させたレンズ後端の3つの爪を合わせて時計回りに回転させて取付けます。
ボディへの装着は、ネジ込み式でNOOKY基部の2つのノブでしっかり固定します。
その際、上記の黒い部分が水平になるような仕組みがあります。
ピント合わせは、NOOKY のレバーで行います(レンズ側のピントレバーは使いません)。
↑写真をクリックすると大きく表示されます。
このようにレンズが繰り出され、約44cmまで近寄れます。(撮影倍率は、1:17.5 から 1:6.5まで)
↑写真をクリックすると大きく表示されます。
視差を補正するために、ピント合わせに連動して枠が動きます(最短撮影距離に近づくにつれ枠が出てきます)。
↑ NOOKY-HESUMの使用例。左からヘクトール5cm、ズマール5cm(沈胴)、ズミター5cmを装着しています。
ライカの手にかかれば、このように精巧かつ簡単操作の装置により
レンジファインダーカメラが苦手とする近接撮影さえも可能としてしまうのです!
それにしても、このNOOKY、NOOKY-HESUMの機能、複雑な構造、精密加工、質感には、驚かされますね!!
80年前に開発されたこの接写装置で花の写真など撮ってみたいですね!
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