【Canon】EOS 6D と EF135mm F2L USM でイルミネーションを撮る
もう季節はすっかり冬になりました。
手袋なしではカメラを構えるのも辛い寒さになりましたね。
冬には様々な場所がイルミネーションで色めき輝きます。
森の中で煌く星を見て感動し、
木の枝に多くのロウソクを飾ることでその景色を再現しようとした
というのがイルミネーションの起源らしいです。
写真を撮る人にとっては
こんな幻想的な風景は垂涎の的、ですね。
街全体を彩った風景写真を広角でおさめるか、
被写体を絞って背景に無数の玉ボケをおさめる望遠レンズでいくか。
今回は中望遠の Canon EF135mm F2L USM での撮影です。
盛大な玉ボケを撮ってみたい!と息巻いて出掛けてきたのですが
今回は学ぶ事が多い撮影となりました。
望遠レンズでイルミネーションを撮る時は
被写体とイルミネーションの位置関係がとても大切になります。
200mmや300mm程には圧縮効果のない中望遠のレンズだとさらにシビアでした。
主体を前面に置いた場合、撮影距離が近ければ近いほど
後ろのボケが大きくなりますが、そのバランス感覚たるや。
中望遠、望遠レンズの感覚を掴んでいる方の経験の多さに感服いたします。
そしてこれは当たり前の事なのですが開放での撮影が必須です。
あやまって絞って撮影した事によりカクカクなボケに。
中には特殊な絞り羽根形状のものがありますので
その際はあえて絞って撮ると楽しいと思います。
一つの面だけでイルミネーションを撮って
ピントを合わせると普通になってしまうので
あえてずらしたり、
この時期だから見れる無数の玉ボケを味わってみました。
主体を見つけイルミネーションを美しくボカす事が出来たら、、と
アローンな私はこんな遊びに夢中になるのでした。
主体を前面に置いて撮影する際に遠いとボケが小さく
主体を前面に置いた上で近づけばボケも徐々に大きく。
大きく。
大きく、、近い、、
最短撮影距離ギリギリくらいまで寄りましたが
ここまで寄ってしまうとボケもかなり巨大で重なってしまいますが
インパクトがあるのはとても良い事だと思います。
というようにクリスマスで賑わう恋人達の街で
片方の手袋を無くし冷たい手でカメラのグリップを握る私が
中望遠レンズでイルミネーションデビュー、をしてみました。
寒空と夜間のコンボは手持ち撮影を難しくします。
この時期は三脚のご用意も忘れずに。
他の観光の方の邪魔にならない気配りも忘れずに。
イルミネーションで彩られた芸術的な街並を撮る広角、、
圧縮された世界でところ狭しと煌めく光の粒を楽しむ中望遠。
楽しみ方は人それぞれ、レンズそれぞれ。
私ももっと経験を積んでこの冬を撮り尽くしたいと思います。
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