100mm F3.5 1/200秒 ISO250

皆様こんにちは！
毎度恒例！「今再びのCONTAX」のお時間です。
今回は使い道が気になったので敢えて手にしてみたSonnar T* 100mm F3.5 MMです。

最短撮影距離1m、100mmでF3.5というこれといって目立ったところのないスペック。
100mmの割には小さくて軽いので持ち運びは便利ですが
「これ1本でおでかけ！」というには
この100mmという焦点距離は何とも微妙な気が…。

正直なところ、このレンズへの第一印象は「へぇ、こんなの出してたんだ…」というアッサリしたもの。
記念すべきVol.1に選んだ銘玉Planar T* 85mm F1.4 AEGのような華やかさもなく
「とりあえずCONTAXレンズを全制覇する予定だから撮ってくるか。」というゆるーい気持ちで出掛けました。
元々、中望遠レンズが好きなので散歩しながら色々と切り取ってきました！

100mm F3.5 1/125秒 ISO320
トップの雨の滴もですがシャープネスが高いです。
ピントの合った箇所はバッチリです！
絞り開放からハッキリと写るレンズなのかなという印象。

100mm F3.5 1/250秒 ISO800
最短撮影距離で絞り開放。
背景が圧縮されるので窮屈な構図になってしまいましたが
中望遠ならではの大きなボケを出したかったのでこうやって撮ってみました。

100mm F4 1/200秒 ISO800
何となく目についた木。
何となく撮ったわりにシャープで色もしっかり出ています。

100mm F4 1/160秒 ISO400
ボケが大きいのは焦点距離のおかげ。
開放値がF3.5だからといっても十分な気がしてきました。

100mm F3.5 1/320秒 ISO200
有刺鉄線が好き。
その先を越えられない・越えてはいけないという場所を覗き見ているのが好き。

100mm F3.5 1/100秒 ISO320
最短撮影距離、絞り開放で最大限にボケを大きく！

100mm F8 1/800秒 ISO800
最後は絞って遠景を。
歪曲もほとんどなく、絞ったことでシャープさを増したように思います。

開放F3.5と決して明るいとはいえないF値でも
100mmという長めの焦点距離のおかげでボケはしっかりしていて
無理のない設計だからか収差もそれほど気にならず、特に色乗りが良いです。
スペックだけ見ると地味かもしれませんが、
写りはとてもシャープで色乗りも良いギャップのあるレンズです。

このレンズを使っているうちに、最初に抱いたアッサリした印象はどこへやら。
「いやぁ、よく写るなぁ…」と感心している自分がいたのでした。
やっぱりスペックだけでは判断できませんね。
んー、CONTAX侮りがたし。

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