【SONY】α7RIIとズミルックス M35mm F1.4 2nd で行く
虹が架かったかのようなハレーション。
開放絞りの時だけ、少し絞るだけで嘘のように消えてしまう
この厄介で素晴らしいハレーションもまたこのレンズの特徴。
Leica (ライカ) ズミルックス M35mm F1.4 2nd
個体差はあると思いますが
開放ではもはやソフトフォーカスのような描写。
でもその開放の時にだけ浮かび上がる淡い階調に気付くと
開放絞りで撮りたくなってしまいます。
開放と絞りの使い分けがはっきりと分かれるレンズです。
※クリックすると画像が拡大できます。(1024 x 683)
ぜひ開放と絞り込んだ時の描写の違いを見比べてみてください。
左:開放(f1.4) 右:F2.8~F11の間で撮影
開放の時は滲むような描写と絞った時のキリっとする描写の違いが
ここまで顕著にあらわれます。
予想も想像も追いつかない世界を時折見せてくれる。
ただ鮮明に写るだけが正解ではないと気づかされる。
光が世界に溶けている瞬間を見せてくれる。
見えていることで見えなくなっていた優しい世界。
部活の練習であろうランニングしていく子供たち。
カメラの進歩は今なお続き、
撮影情報はさらに富み、目に見える世界は色と輝きを増しました。
ただ、最近その情報に捉われすぎて、反射神経と思考を鈍らせてしまっていたのかなと思いました。
ノスタルジックな雰囲気に感傷気味。
優しく滲む世界。
「クセ玉」と呼ばれ、好き嫌いの分かれるレンズで
正直、今日までは私もあまり好きではありませんでした。
ただ一度、このレンズの虜になってしまったら
そうそう引き返す事は出来ません。
ちなみに今回はマウントアダプターに
VoigtlanderのVM-E クローズフォーカスアダプター を使用。
最短撮影距離が短くなるので
こんなカフェでの一枚が可能になります。
Leicaの未知の領域を切り出せるのでオススメの一品です。
以下 作例写真が続きます。
ライカMボディに着けた相性は言わずもがな。
フィルムでこそ、この開放絞りの時の
階調は活きるのかなと思いますが
α7RIIの4000万画素を超えた高画素とローパスレスだからこそ
見える世界もあるのかなとも思います。
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“Map x Mountadapter“
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