画像をクリックすると拡大できます(2048 x 1366)
前回に続き、やっと目的地の巾着田です。
<使用機材>
カメラは SONY α7RII
レンズは Voigtlander VM-E クローズフォーカスアダプター を介して
Leica の summicron 50mm F2 2nd を装着しての撮影です。
実はもう目と鼻の先。
食事を取った場所から10分かからずに到着です。
高麗川に囲まれるような形の巾着田。
川の水もとても綺麗で川遊びをする人も数多くいました。
涼しくなってきましたが、この日は川遊び日和でもあったみたいです。
視界の隅のどこかには彼岸花が。
彼岸花と川が並ぶとなんだか少し怖い。
その容貌と根に毒を持ち、咲く時期もお彼岸と近いので
どうしても妖しいイメージが。
「死人花」「幽霊花」なんてドキっとしてしまう呼び名にも
少し納得が出来てしまいます。
皆さんは彼岸花に対してどんなイメージをお持ちでしょうか。
私はここに来る前までは大体↑の写真のようなイメージでした。
遠くが明るくなってしまってますが、一面を薄暗い赤が占めるような。
けれど実際見た景色は
木漏れ日に照らされ輝く赤い花がとても艶めかしい光景でした。
実は彼岸花にはおどろおどろした呼び名だけではありません。
「天上の花」
その呼び名も納得がいくのはやはりこの妖しさがあってこそですね。
陽が傾いてくると赤味が変わってくるのも不思議です。
花「弁」とよぶには薄く細いからこそでしょうか。
光を透過するこの瞬間のこの花の美しさはまさに現世離れしています。
彼岸花には色が数色(白、赤、黄、橙など)あるようで
この会場には白い彼岸花が添うように咲いていました。
妖しさと艶めかしさが一層増す組み合わせ。
ただ、その美しさだけで終わらせないのが彼岸花。
土からだけではなく、木からも生えてきてしまう生命力が
うっとりとした瞳と心を現実に引き戻します。
個人的には蓮と同じくらい浮世離れした花です。
今回はほぼ開放で撮ったにも関わらず
鮮明な解像感を見せつけてくれたα7RII。
しっかりと絞れば等倍でも細かな皺まで確認出来る解像度。
撮影意欲を湧かせる組み合わせとなりました。
今 巾着田ではまさに巾着田曼珠沙華まつりが開催されています。
このシーズンは入場料がかかりますが入る事をオススメいたします。
彼岸花が埋め尽くす光景はきっと目に焼きつくはず。
近くに牧場があり、そこで人参を食べさせたりして楽しむ事も出来ます。
今ならお祭りなので屋台も盛りだくさんです。
ちなみに彼岸花を調べていたら沢山の花言葉がありました。
「再会」「あきらめ」「転生」
「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」
どこか少し秘めいた感情を抱かせるのは
この花を見る人たちに共通するのでしょうか。
お祭りは10月4日まで。
もし興味を持った方いらっしゃればぜひ会場へ足をお運びください。
|
|
|
“Map x Mountadapter“
マウントアダプター特集サイト