【FUJIFILM】フジの色を楽しむ
絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:200 /
FUJIFILM X-T1 & XF56mmF1.2 R フィルムシミュレーション:PROVIA & CLASSIC CHROME
ネガフィルムにしようか、ポジフィルムにしようか。
フィルムで写真を撮っていた方なら
時には自分の財布の中と相談しながら
どのフィルムを選ぼうか、と売り場の前で悩み続けた経験、
ありませんでしょうか。
その歴史を紐解けば80年に至るFUJIFILMの色作り。
時代がデジタルに変わったけれど、スタンダード、ビビッド、ではなく
フィルムの名前を与える、というのが個人的にはたまらないポイントです。
X-T1には他にも「Classic chrome」「PRO Neg. Hi」「PRO Neg. Std」というカラーモードと
モノクロでも「Yeフィルター」「Rフィルター」「Gフィルター」と三種類。セピアの撮影も選ぶ事ができます。
どれで撮ろうか、と悩ませる魅力的なFUJIFILMの「色」
画像にカーソルを合わせる事で異なるフィルムシミュレーションでの
画像を確認する事が出来ます。
パソコンのみで恐縮ではございますがご覧いただければ幸いです。
スマートフォンでも画像をタッチすれば画像の切り替えが出来る場合があります。
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:500 /
FUJIFILM X-T1 & XF35mmF1.4 R フィルムシミュレーション: Velvia & PRO Neg. Hi
1枚目はPROVIA と CLASSIC CHROME.
スタンダードとして万能的に扱えるPROVIA と
ドキュメンタリータッチで階調はやや高めですが彩度が低いCLASSIC CHROME.
2枚目は Velvia と Pro Neg Hi.
ビビッドとしての Velvia はメリハリのある階調と鮮やかな色調。
Pro Neg Hi はスタジオ撮影に対応したプロ用カラーネガフィルムモード
こちらも PRO Neg. Std に較べれば硬めの階調と鮮やかな色調ですが
被写体やシーンによってはかなり変わるようです。
Velvia では人肌が濃すぎるけど、階調は締めたいという時に。
安直ですがネガって文字を見るとなんか使いたくなります。
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:400 /
FUJIFILM X-T1 & XF DDmm フィルムシミュレーション: ASTIA & Velvia
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:320 /
FUJIFILM X-T1 & XF35mmF1.4 R フィルムシミュレーション: ASTIA & Velvia
ASTIA はソフトというイメージなんですが
Velvia に較べると「ソフト」なイメージです。
ケースバイケースではありますが。
こうしてみると Velvia の鮮やかはとても印象が強いですね。
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:1000 /
FUJIFILM X-T1 & XF56mmF1.2 R フィルムシミュレーション: PRO Neg. Hi & PRO Neg. Std
PRO Neg. Hi と PRO Neg. Std では
シャドウ部のコントラストがかなり違うようで、
PRO Neg. Std になるとシャドウ部が少し浮き上がります。
絞り:F4 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:800 /
FUJIFILM X-T1 & XF35mmF1.4 R フィルムシミュレーション: モノクローム & モノクロームRフィルター
本来Rフィルターはコントラストを高める要素があるのですが
被写体の色によっては違うケースをもたらす事も。
FUJIFILMはモノクロームの描写にこだわる方にもおすすめです。
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:200 /
FUJIFILM X-T1 & XF35mmF1.4 R フィルムシミュレーション: PRO Neg. Hi & Velvia
料理でいえば濃い味より薄い味。
だんだんと濃い色より少し褪せたくらいが好きになってきたんですが
FUJIFILMの Velvia の色はついつい使いたくなってしまう色です。
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/450秒 / ISO:200 /
FUJIFILM X-T1 & XF35mmF1.4 R フィルムシミュレーション: PRO Neg. Std & CLASSIC CHROME
PRO Neg. Std の弱めのコントラストは柔らかく色が出るので
個人的にはとてもお気に入りです。
CLASSIC CHROME の締まった感じも好きですけれど。
絞り:F3.2 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:1600 /
FUJIFILM X-T1 & XF56mmF1.2 R フィルムシミュレーション: PROVIA & ASTIA
そこまで差を感じる事は出来ませんがPROVIAとASTIAです。
XF 56mmF1.2 R の写りはなんともいえない色気があります。
中望遠レンズとしての魅力を最大限引出しているレンズです。
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:250 /
FUJIFILM X-T1 & XF35mmF1.4 R フィルムシミュレーション: PROVIA & PRO Neg. Std
艶かしい菊の花の描写。
今回は XF56mmF1.2 と XF35mmF1.4 R を持って出かけましたが
どちらも本当に素晴らしいレンズでした。
XF35mmF1.4 R は価格的にも入手しやすいレンズながら
フジノンXFレンズの中でも人気のレンズ。
「初めてのレンズ」としてオススメしますが
実際の中身は「もうこれで十分」と思わせるほどの写りです。
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:250 /
FUJIFILM X-T1 & XF35mmF1.4 R フィルムシミュレーション: Velvia & PROVIA
今回は「RAW+JPEG」撮影にて
カメラ内現像ではなく(X-T1にはカメラ内RAW現像があります)
Adobe社の Lightroom にて現像をしました。
FUJIFILMのカメラ内のフィルムシミュレーションと
同じプリセットがあるので気軽に違いを確認する事が出来ます。
やはり全く同じ設定ではないものの、JPEGで撮った写真と
Lightroom で現像したものの違いが顕著に出てしまう事はありませんでした。
FUJIFILMのフィルムシミュレーション。
どれもこれも使ってみたくなるものばかりで
写真を撮る前から贅沢な悩みが尽きません。
一枚一枚を大切に、その時だけ掬える光の色を、
フィルムを作り続けてきたFUJIFILMだからこそ出来る
多彩に色づく記憶色を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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