単焦点のススメ~オススメの50mm~
皆さんこんにちは!
先日「単焦点のススメ」として、広角・標準・望遠とそれぞれご紹介を致しましたが、
今回は数ある単焦点レンズの中でも基本中の基本「50mm」に焦点を当てていきたいと思います。
50mmと言っても、レンズ構成や絞り羽根の違い等で写りは変わります。
その中でもいわゆる「明るいレンズ」である50mm F1.4のレンズを例に挙げてみましょう。
F1.4 1/4000秒 ISO100
私が愛してやまない「SIGMA A 50mm F1.4 DG HSM」を6Dに付けて撮影した写真です。
思えば、私が初めて購入したレンズはArtラインになる前のシグマ50mmでした。
ペンタックス用だったので、正確には焦点距離1.5倍…75mmですね。
以前の50mmよりも格段にAFが早くなり、精度もあがりました。
この写真はF1.4で前ボケを入れて撮影した写真ですが、F1.4という明るさの前では
手前にあった桜もとろとろに溶けて無くなってしまいました。
残ったのは、桜のほのかなピンク色だけ。
カラーフィルターがかかったみたいでなんだか面白いですね。
F2 1/1250秒 ISO100
私がこのレンズを使っていてびっくりするのが、本当に端の端までボケが丸いこと。
ヌケが良く、ボケは美しく、そして何よりコストパフォーマンスが良い。
2016年4月現在、このレンズの価格は8万円と少しですが、
この値段でここまでの画を撮れるなら、むしろ安すぎるくらいです。
もっと高くてもいいのに…。と撮影するたびに思います。
F1.8 1/1000秒 ISO100
またまた前ボケを入れてみました。(撮影した時期、前ボケブームが私の中で来ていました)
奥行きを演出するという意味では中望遠~望遠レンズが効果的ですが、
前ボケを入れることにより、標準レンズでも奥行きを演出することは十分可能です。
F1.4 1/4000秒 ISO100
最短撮影距離は40cm。他の50mmの単焦点レンズよりも少し短めです。
ということは、それだけ寄って撮影ができるということ。
そして、寄れば寄るほど背景のボケは大きくなります。
F2.8 1/500秒 ISO200
「50mmってたくさんあるけれど、どれを選べばいいの?」
そんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
これは標準レンズに限らず言えることですが、レンズ選びにおいて
「自分が写真を撮る時に何に重点を置くか」が非常に重要になってきます。
例えば私は、「ポートレート向きの明るくて逆光に強いレンズ」が条件でした。
なので、重量が少し重くてもSIGMA A 50mm F1.4を選んだというわけです。
ここで「軽くて明るいレンズ」だけが条件だったなら、
キヤノンのEF50mm F1.4 USMも候補に挙がってくるでしょう。
キヤノンの50mm F1.4は逆光に弱いので私はシグマを選びましたが、
「これが本当に自分の欲しいレンズなのかどうか」をしっかりと見極めることが大事です。
F5 1/2000秒 ISO250
晴れの日の六本木。
少し絞ってみると、よりシャープさが際立ちます。
明るいレンズは、開放での撮影はもとより、絞っての撮影ももちろんできます。
言わば、撮影の選択肢が増えるということ。
それも明るいレンズのメリットだと言えるでしょう。
F1.8 1/1600秒 ISO250
開放でガチッとピントが来たときの写りの美しさはたまりません。
撮影した写真を見て思わずニヤニヤしてしまいました。
F1.4 1/50秒 ISO100
ちょっと季節はずれですが、イルミネーションの撮影も。
点光源が後ろにたくさんあると映えますね。
さて、ずらずらっと50mmの作例を掲載いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
50mm F1.4の世界を体感できるのは単焦点レンズだけ!
ズームレンズでF1.4は存在しませんからね。
今回ご紹介したA 50mm F1.4以外にも50mmの単焦点レンズはたくさんあります。
↓ぜひお気に入りの50mmを見つけてみてください!↓
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