【KONICA】1997年限定生産沈胴レンズ!HEXANON (L) 50mm F2.4
ライカスクリューマウント(L39)の標準レンズHEXANON 50mmF2.4を紹介します。
このレンズは、KONICAが1997年に製造したレンズです。
「本製品は限定生産のため製造番号は0000から1500までが生産されております。」
と取扱説明書に明記されています(1501本作られたということでしょうね)。
沈胴のSUMMICRON 50mmF2を少し長くしたような大きさです。
ご覧のように沈胴式で携行時はコンパクトになります。
貼り合わせ面を除く8面すべてにマルチコーティングを施すことにより、
高いコントラストと色再現性を実現しています。
絞り羽根は、10枚。 F2.8~F8の間には、半絞りクリックがあります。
鏡胴は、白アルマイト梨地処理で、ほんのり金色がかった上品な色合いです。
ブラックペイントされたラッパ型専用フードと
鏡胴と同色のリヤキャップ(沈胴時も使用可能な深いタイプ)が同梱されていました。
レンズ後端にもフード(?)が付いていて、内面反射対策がされていると思われる丁寧なつくりです。
また、M/L変換リング取付け時のマウント面からレンズ後端までは、約16mmでした(SUPER AVGULON 21mmは、約20mm)。
Leica M-P(Typ240)に装着して、沈胴可能でした。
↑クリックすると大きく表示されます。
Leica M(Typ240)で撮影して見ました。
F5.6 1/750秒 ISO200
空の深い青とクレーンの赤が印象的ですね。建築中の鉄骨を細かく写し出しています。
F5.6 1/500秒 ISO200
散った枯葉と水たまりのコントラストが綺麗ですね。
F5.6 1/1000秒 ISO200
秋空にたくさんのトンボが飛んでいました。
F2.4 1/360秒 ISO200
絞り開放で撮影しました。背景のボケは素直であまりクセがありません。
ライカスクリューマウント(L39)の標準レンズとしては、大柄ですが、Leica Mとのバランスも良く
直進ヘリコイドのため、絞り指標が一定の位置にありたいへん使いやすいレンズでした。
限定生産という希少性と高い精度の工作技術を必要とする沈胴式レンズというだけでなく
その実写性能にもたいへん大きな魅力があるKONICA HEXANON (L) 50mm F2.4 です。
是非ご検討ください!
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