【Voigtlander】100歳レンズ! HELIAR 50mm F3.5
Voigtlanderのライカスクリューマウント(L39)レンズHELIAR 50mm F3.5をご存じですか?
Voigtlander(フォクトレンダー)は、世界最古の光学機器メーカーで
HELIAR(ヘリアー)は、西暦1900年に誕生したレンズの名称なのです。
そして、ヘリアー101周年にあたり2001年に発売されたのが今回紹介するHELIAR 50mm F3.5なのです。
レンズ単体ではなく、距離計連動カメラVoigtlander BESSA T、50mmビューファインダーとセットで
「BESSA T HELIAR 101 YEARS MODEL」として販売されました。
セットのBESSA T のボディカラーは、グレー、オリーブ、ネイビーブルー、光沢ブラックの4色が用意され
各色限定500台が作られました。
ということは、このHELIAR 50mm F3.5 は、500×4 = 2,000本だけ!ということです。
このレアアイテムをレンズ単体で手に入れることができるのは、中古ならではですね。
ライカの ELMAR 50mmF3.5 に似た形ですが、それとは違い絞りのセットは大変操作がしやすくなっています。
外観の特徴である、独特な形状の絞りリングのおかげです。
(黒い点が打ってあるリングの方が動いて、数字は動きません)
Leica IIIf に取付けてみました。いかにもクラシックカメラといった雰囲気です!
また、M/L変換リングを使えば、Mマウントカメラにも使用できます。
これは、M/Lリングを付けて、レンズを沈胴させた状態です。
レンズ最後端からマウント面までの長さは、約14mm。
(スーパーアンギュロンM21mmF4の場合は、約20mmでした。)
ということで、Leica M (Typ240)に装着してみました!
↑クリックすると大きく表示されます。
沈胴させても大丈夫でした。かなりコンパクトになりますね。
100年前に設計されたレンズをフィルムでもデジタルでも簡単に楽しむことができるなんて夢のようですね!
いったいどんな写りをするんでしょうね?!
希少なレンズですので是非手に入れてください!
|
このHELIAR 50mm F3.5には、いくつかバリエーションがあります。
ひとつは、ニッケルメッキを施したモデルで、BESSA誕生10周年を記念して、2009年に600本限定生産されたものです。
ブラックペイントのフードとニッケルメッキのM/Lリングが付属していました。
また、2016年には、固定鏡胴でMマウントになったHELIAR 50mm F3.5 Vintage Line VMが登場しました。
こちらは現行品ですので新品が購入できます。
そして、あまり知られていませんが、2005年にアメリカのニコン愛好家の団体「NHS」向けに500セットのみ作られた
BESSA R2S NHS Specialのレンズとして固定鏡胴のHELIAR 50mm F3.5が用意されました。
これはNikon Sマウントレンズでレンズ自体にはヘリコイドが無いものです。
ボディとレンズのセットで販売されたものですが、中古ならレンズのみの入荷もありますよ。
|
|
|