【Carl Zeiss】Batis 135mm F2.8 5月12日発売!!
Carl Zeiss
「Batis 135mm F2.8」本日発売!!
人気のBatisシリーズの新レンズ「Batis 135mm F2.8」が本日発売となりました。
ポートレートや静物撮影に使いやすい「135mm」の画角と「F2.8」の明るさを備えた
「11群14枚」の「APO-Sonnar」タイプのレンズとなっております。
もちろん、高速オートフォーカスや光学式手ブレ補正機能もあり、
最短撮影距離も「0.87m」最大撮影倍率にして約0.19倍となかなか寄れるレンズ。
Eマウント機に合わせて使うことを意識してか「614g」とボディとバランスを取りやすい重量になっているのもポイント。
α7IIに装着した状態で持ってみましたが、想像以上に軽く感じます。
更に「APO」の名を冠したレンズということでアポクロマート(Apochromat)仕様、
つまりは「軸上色収差補正」がキチンと成されているレンズということになりますので
卓越した色表現、階調表現が可能なレンズとなります。
さて、軸上色収差とはなんぞや?というお客様も
いらっしゃるかもしれませんが、それの一種である
「パープルフリンジ」
という単語には「ああ!あれね!」となるお客様も多いのではないでしょうか。
レンズを通った光が像を成す際に色ごとに結像する面が異なる為に
この様な色ズレが発生しており、これが偽色として写真に現れるのが「色収差」と呼ばれているものです。
色収差にも「軸上色収差」と「倍率色収差」の2種類がございますが
今回は前者に焦点を当ててお話します。
この中でも「パープルフリンジ」は光軸上に結像位置が異なる
「軸上色収差」が原因で発生していると言われています。
この軸上色収差、絞る事で低減させることはできるのですが
特に大口径でF値の小さいレンズでは開放付近だと光学設計上出てしまう事が多く
「せっかくの明るいレンズなのに色ズレが出てしまう」と
暫し撮影者の悩みの種となります。
更にこの色ズレ、実はアウトフォーカス部のボケの輪郭にも
生じているため被写体によってはとても目についてしまいます。
ですがごく最近の、最新設計の大口径レンズではこの軸上色収差にも配慮し
絞り開放からくっきりシャープに、色乗りも良くしかも色ズレも少ないといったレンズが登場してきております。
同じCarlZeiss製レンズですと「Otus」シリーズなどはその頂点に位置すると言っても過言ではありません。
そして今回の「Batis 135mm F2.8」も
この「色ズレ」を徹底的に廃したのがポイントのひとつとなっています。
現代の技術で新規設計されたこの「APO-Sonnar」の写りは
Mapcameraスタッフがお届けする作例サイト『Kasyapa』でも紹介しております。
今回の内容にも登場した「軸上色収差」の部分もチェックしながらご覧になってみてください。
非常に高価なレンズとなっていますが、開放から十分にシャープで色乗りも良く
更に色ズレも殆ど発生しないということで、ポートレートにスナップに
様々なシーンで極上の表現が行えるレンズです。
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ハイクオリティなレンズにはハイクオリティなプロテクターを。
今回はとびきりの上玉ですから、なるべく元のレンズの性能を損なわないものを並べてみました。
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