【Nikon】FAN MEETING 2017 見学レポート
2017年8月26日〜27日に東京有明のTFT HALLにて
ニコン創立100周年を記念したファンイベント「ニコンファンミーティング2017」が開催されました。
会場では先日発表されたばかりのD850が一足早く試せるということもあり、一時は入場規制がかかるほどの人気ぶり。
CP+とはまた違った、ニコンだけのファンイベントの様子をお伝えします。

会場に入ると現行モデルが一堂にお出迎え。改めてニコン製品の充実ぶりを感じることができます。

さらに奥へ進むと、宇宙事業に携わったニコンならではのスペースカメラの展示や、
記念モデルなどの希少カメラを見ることができます。さながら100周年の資料館といったところでしょうか。
上の写真は、1980年にNASAへ納入したF3ベースの「F3スモールカメラ(左)」と長尺フィルム用の「ビッグカメラ(右)」。
1971年にアポロ15号に搭載されたNASA仕様の「フォトミックFTN」から
2013年、2016年に納入された「D4」まで、歴代のNASAモデルが勢揃いです。

記念モデルコーナーでは、当店にも中古商品が並ぶことのある 「F5 50th」や「S3 Limited Edition」などが紹介。
記念モデルならではの貫禄があります。

FAやFM、F50のゴールドモデルはその輝かしい色から特に目を引きます。

一般発売された歴代機種も多く並びました。

記念モデルと言えば、現在受注受付中の100周年記念製品も。
こちらのご注文受付は8月31日まで。もう悩んでいる時間はありません。お早めにご決断を…

また、普段では見ることのできないカメラメンテナンスの様子も見ることができました。
歴史あるメーカーだけに、修理するカメラも豊富。
レンジファインダーのSシリーズから、フィルム一眼レフのFシリーズまで、
旧モデルもしっかりサポートするのはさすがです。

歴代のニコン機を楽しんだ後は、最新「D850」のお試しです。
一際長い長蛇の列の先にお目当の商品がありました。
パッと見た感じは、D810と同じフルサイズボディ。
ペンタ部分のポップアップストロボが無くなり、シャッター周りの操作部分がD5、D500と同じ配置になりました。
驚愕は大きな0.75倍の光学ファインダーです。薄暗い会場内でも視認性の高さは一目瞭然。
電子ファインダーに押され気味のデジタルカメラですが、改めて光学ファインダーの凄さを感じることができました。
背面液晶はD5と同じ3.2型236万ドットに。チルト式、タッチパネルの採用で操作性も向上。
高画素で撮影したデータを綺麗に表示してくれます。
驚いたのがライブビュー時のAFポイントの小ささ。ごく狭いエリアに高精度でピントを合わせることができます。

底面にはマルチパワーバッテリーパックとの接続端子が見えます。
電池ボックスとほぼ同じ大きさのグリップは、スリムで高さがあるのでとても握りやすく、
スペック上では1Kgを超える大型ボディでも、使いにくいという印象は全くありません。

マルチパワーバッテリーパック MB-D18にD5用バッテリーEN-EL18bを装着すると
最高7コマ/秒の高速連写が9コマ/秒にパワーアップします。
実際試してみましたが、「タタタタタ」と小気味良いシャッタ音と微かに伝わる振動が気持ち良く、
写真を撮るのが楽しいと思えるカメラです。
最後にD850で、モデル撮影にも挑戦。
使用機材:Nikon D850 +AF-S 58mm F1.4G
用意された交換レンズの都合上、画角に余裕のある構図になりましたが、
4575万画素ですからトリミングしてもなお高画質で楽しめるのは大きな魅力です。
本ブログの仕様上、画素を落として掲載しています。
気になる高精細な画像は近日公開予定のフォトプレビュー「Kasyapa」をお楽しみに。
混雑のため、長時間試すことはできませんでしたが、短時間でも「凄い!」「欲しい!」と思わせる商品です。
ますます発売日の9月8日が待ち遠しくなりました。
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会場を出ると、隣のスペースにファンミーティング限定グッズを販売するコーナーがありました。
こちらも大人気で、開場数分で売り切れてしまった商品も。

ファン必見の歴代機種ポスターやTシャツ、思わず笑ってしまうニコン羊羹のパッケージ柄のクリアファイルなど、
面白い商品がたくさんありました。
9月2日、3日にも同様のイベントが大阪の堂島リバーフォーラムホールで開催されますので、
お近くの方は、足を運ばれてはいかがでしょうか。
D850は本当に凄いです。ぜひお試しください。