SIGMA A 50mm F1.4 DG HSM F値の違いによる検証
SIGMA A 50mm F1.4 DG HSM
茨城の国営ひたち海浜公園に行ってきました。
使用カメラはCANON EOS 5D MarkⅢです。
シグマのArt標準50mmレンズでF値を変えて撮影すると、どんな風に写るのでしょうか。
今回はF値を変えて、写りにどんな違いがあるのか色々と試してみました。
写真データはPCで編集せず、撮影したそのままのデータで掲載させて頂いてます。
撮影時、ピクチャースタイルでコントラストと彩度高めで設定した写真が多いです。
F1.4 1/1600 ISO-100
撮影した時期は10月。
コキアはまだグラデーションカラーでした。
ピントは中央の辺りに合わせています。
F1.4で撮影。Artの特徴的な周辺のボケ味、色味が出ます。
私はこの周辺のボケ味が非常に好みで、ポートレートにもよく使いたくなります。
F10 1/125 ISO-100
今度はF10で撮影。
ピントは中央よりやや下のコスモスに合わせています。
周辺のボケがなくなり、すっきりと、引き締まった印象に。
単焦点だといつも開放で撮影することが多かったのですが、ぐっと絞った画も気に入りました。
コキアではアンバーなイメージ。コスモスではすっきり明るいイメージ。
全く異なったイメージなのに、設定を変えるだけでそれぞれのイメージに近付ける素晴らしいレンズ。
F1.4 1/5000 ISO-100
F1.4 1/1000 ISO-100
F1.4 1/1600 ISO-100
この3つは開放での撮影ですが、
やはり太陽の位置によっても周辺の落ち方が違います。
被写体との距離や、被写体と背景との距離を変えて撮影すると、ボケ方も変わります。
それを意識しながら撮影してみると、また楽しいです。
F4 1/640 ISO-100
奥の空にピントを合わせての撮影。
コントラスト強め、彩度低めにしたら、絵画のようなイメージに。
夕方、急に天気が暗くなってきて、少し不思議な感じとなりました。
ここからは、同じ画角の写真をそれぞれ絞り値を変えて撮影してみました。
F1.4 1/2000 ISO-100
F8 1/80 ISO-100
F1.4 1/4000 ISO-100
F8 1/125 ISO-100
F1.4 1/1000 ISO-100
F5.6 1/50 ISO-100
いかがでしょうか。
同じ被写体、同じ画角でも、絞り値を変えるとイメージがこれだけ変わります。
シグマのArtシリーズはコストパフォーマンスが非常に良いにも関わらず、
解像度が高く、滑らかで美しいボケ味、特徴的でシャープな描写力。
他者と差をつけるには持ってこいのレンズです。
あとはレンズの特性を知って、被写体のイメージによってF値や距離を変えると、
このレンズの良さを更に引き出せるかもしれません。
色々と検証してみると本当にイメージがガラっと変わるので、皆様も試してみて下さい。
F4 1/400 ISO-100
キレッキレの美しいピント。
他では決して出せない、シグマArtならではの力強い描写・色味・キレ味。
ぜひお客様のその手で味わって下さい。
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Artシリーズ85mmレンズの作例もあります。
同じシリーズでもボケ味の性質が異なるので、比べてみて下さい↓
SIGMA A 85mm F1.4 DG HSM ポートレート撮影
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↓今回の撮影で使用した機材はコチラ!↓
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