今日の絞り値は何にしよう。
SONY α7RIII + Nikon Ai 50mm F1.4(1/320s,F1.4)
皆様こんにちは。
ここ数日は寒暖差が激しく春の訪れを感じます。
体調を崩しやすい季節ですから、皆様お気を付けください。
今日取り上げるのは、SONY α7R IIIとNikon Ai Nikkor 50mm F1.4の組み合わせ。
カメラはSONYなのに、レンズはNikon。メーカーは違えども、マウントアダプターを介して取り付けました。
SONYがフルサイズミラーレス一眼を世に送り出してからというもの、旧世代のレンズたちを心行くまで楽しめるようになりました。
本当に良い時代です。
SONY α7RIII + Nikon Ai 50mm F1.4(1/40s,F5.6)
Nikon Ai Nikkor 50mm F1.4は、現行のAi Nikkor 50mm F1.4 Sの一世代前。
製造期間は1977年から4年程度と短命な一方、製造上の仕様変更が多く、外観のバリエーションに富む点が面白いレンズです。
ピントリングの回転角も、現行品と比べて大きく取られており、ピントの細かな調整がしやすい点がお気に入りです。
SONY α7RIII + Nikon Ai 50mm F1.4(1/250s,F1.4,+0.3)
絞り開放では、周辺光陵落ちでトンネル効果が発生。
SONY α7RIII + Nikon Ai 50mm F1.4(1/100s,F2.8,+0.3)
2段程度絞ることで、解像感が整います。
描写性能については、現行品とほぼ共通との印象を受けます。
絞り開放では、ベールが掛かったようなソフトな描写にトンネル効果を生む周辺減光。
絞ると周辺減光は無くなり、画面全域がエッジの効いたシャープな描写へと変化していきます。
「どの絞り値で撮ろうか」という悩みが楽しみに思えてしまう、とても魅力的な存在です。
標準レンズというカテゴリーで定番の「Carl Zeiss Planar 50mm F1.4」と肩を並べるであろう個性は必見です。
SONY α7RIII + Nikon Ai 50mm F1.4(1/160s,F1.4,-1.7)
露出をマイナス補正すると、落ち方も強くなります。
SONY α7RIII + Nikon Ai 50mm F1.4(1/800s,F1.4)
夕空が美しい。明日の絞り値は何にしよう。
ここ数年は、銘玉ズームレンズが多く揃うマイクロフォーサーズ規格がメインだった筆者。
当然、持ち運ぶレンズもズームが中心で、単焦点レンズとは疎遠になっていました。
フルサイズ一眼を買ってからというもの、単焦点レンズの面白さを再認識する日々が多くなりました。
写真を撮り始めた頃に感じた「面白い!」という感情が蘇ってきます。
SONYの最高技術集合体である「G MASTER」レンズも良いですが、個性に富んだレンズも必見です。
新品で買えるオールドレンズ…矛盾に満ちた表現ですが、
MFカメラ時代から製造されているレンズを現行品で入手できるところが、Nikonの面白いところ。
もちろん、マウントアダプターもお忘れなく!
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精度の高い国産品と気軽に手の出しやすい外国製をご用意しております。
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