Panasonic G9PROはフルサイズに匹敵するのか? その4
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.
Panasonic G9PROを筆頭に、パナソニックのミラーレスは多彩なフォトスタイルが搭載されています。
白黒写真が気軽に撮れるモノクロモードも当然ラインナップされているのですが、その中でも力を入れているのがL.モノクロームです。
モノクロ写真特有の光と影によるシャープな質感表現を追求、豊かな階調で被写体を描き出すことで、普段見慣れている日常の風景をドラマチックに演出してくれるモードとなっており、スナップ撮影にピッタリのフォトスタイル。
写真は全てjpg撮って出し、レタッチなしで挑みましたが
実際使ってみると写真一枚一枚に味があり、思わずどんどんシャッターを押してしまいました。
今回はフォトスタイル“L-モノクローム”で撮影した江の島の写真を写真を中心にお送りします。
以前にもPanasonic G9PROの写真を中心とした記事を掲載しておりますので、興味のある方は是非ご覧ください。
Panasonic G9PROはフルサイズに匹敵するのか? その1
Panasonic G9PROはフルサイズに匹敵するのか? その2
Panasonic G9PROはフルサイズに匹敵するのか? その3
元々は鎌倉で散歩をしながら撮影する予定だったのですが、日曜日に車で向かったところ、近隣の駐車場はすべて満車。
日頃から平日に撮影を行うことが多く駐車場の込み具合を気にしていなかったのですが、この時期の土日は電車で向かうべきでした。
埼玉から車を走らせ2時間…さすがにとんぼ返りは悲しかったので、車を走らせ江ノ島へと向かいました。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.
江の島本島は人口が約350人と小さいながら、年中を通して観光客が訪れる湘南屈指の名所となっています。
土日はご覧の通り観光客で大賑わい。
海外からの観光客も多く見受けられました。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.
そんな活気のある大通りから一本小道に入ると、一気に物静かな空間に。
入り組んでいる道を歩いていると、島独特の表情を見せてくれます。
L.モノクロームで撮影すると、より一層その場の雰囲気が伝わってきます。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.
懐かしみを感じられる商店がいくつか営業しており、ゆっくりとした時間が流れていました。
ふと、子どもの頃に祖父母と一緒に駄菓子を買いに行った思い出が蘇ってきました。
隠れ家的なカフェも島のあちこちに点在していて、思わずふらっと立ち寄ってしまいそうになります。
江の島の海でたくさん遊んだあと、カフェでゆっくり休憩。
そんな優雅な休日が過ごせるのも江の島の魅力です。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.
ぶらぶらと裏地を散歩していると、後ろから走ってくる女の子と急ぎ足で追いかけるお父さんが。
お父さんが待て待てと女の子を追いかけています。
何かあるのかな?と後を追っていると…。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.
猫がたくさん!
女の子のお目当てはこの猫たちでした。
こちらを覗き込んで観察していたり、数匹が固まって寝ていたり…自由な猫は可愛いものです。
江の島は関東屈指の猫島で、島内にはたくさんの野良猫が生息しています。
もともとは捨てられてしまった野良猫たちだったようですが、今では島内のボランティアの方々が餌場を作ったり、避妊手術を行うなど、猫の暮らしやすい環境を維持されているようです。
日差しも弱くなり涼しくなってきたので、島を少し登ってみることに。
するとそこには、広々とした海に沈む素晴らしい夕日が待っていました。
金色に輝く夕日も綺麗ですが、L.モノクロームで撮る夕日も抜群です。
カラー写真では白とびしてしまう夕日も、モノクロ写真であれば質感や雰囲気がしっかり伝わってきます。
煌びやかな水面の反射もより一層美しく見えます。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.
LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.
夕日が沈み切ってしまう前に、急ぎ足で浜辺へと降りてゆきます。
煌びやかに光り輝く水面を、水上バイクがかなりのスピードで過ぎ去っていきます。
G9PROの正確な高速追従AFのおかげで、思い通りの一枚を撮ることが出来ました。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.
釣りに勤しむ姿を望遠で。
カラーだと眠くなってしまうような構図も、モノクロで撮る事で味のある一枚に。
逆光で黒潰れしそうな部分もしっかりと質感が残っているのは、L.モノクロームだからこそ。
光と影の明暗をよりはっきり表現しながらも、ギリギリのバランスで階調性を表現しているのは流石の一言です。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.
最後に波打ち際で会話を楽しむカップルを。
和気藹々と楽しそうな雰囲気の中、日が落ちていく寂しさを表現できるのもモノクロならでは。
海や夕日の反射した光をカメラの液晶で確認したときは、思わず息を飲んでしまいました。
普段モノクロの写真を撮ることはあまりなかったのですが、今回の撮影でモノクロ撮影の虜になってしまいました。
カメラが高性能になるとカラーでの色調やダイナミックレンジ、機械的な動作の向上に目がいきがちですが
L.モノクロームのような様々なフォトスタイルも目が離せません。
是非一度、モノクロの世界を楽しんでみて下さい。
過去にパナソニック担当者様によるL.モノクームについての説明記事がありますので
興味がある方はこちらも要チェックです。