【SIGMA】絶妙な中望遠 SIGMA Art 105mm F1.4
こんにちは。
今回は「SIGMA Art 105mm F1.4 」で撮った写真を
ご紹介したいと思います。
中望遠レンズといえば 85mmや135mmを思い浮かびます。
100mmといえばマクロレンズが思い浮かびます。
つまりあまり聞きなじみのない焦点距離です。(私にとっては)
ただ以前ブログ企画で100mmのレンズを撮ったことがあります。
今再びのCONTAX! Vol.32 Planar T*100mm F2
今再びのCONTAX! Vol.34 Planar T*100mm F2 Part2
この時思ったんです。
実はこの「100mm」って一番程いい中望遠なんじゃないか?と。
85mmではやや遠い、135mmではちょっと近い。
中望遠を意識した時のイメージはどうしても誤差が生じて
それを微調整したりするのですが、それがぴったりと噛み合う事が多かったのです。
「BOKEH-MASTER」とメーカーが謳うF1.4の105mm 中望遠レンズ。
まずこのスペックが化け物じみています。
そして開放F値の写りがピント部がとてもシャープであるという二重の驚き。
撮影者は被写界深度だけ気をかけていれば大丈夫です。
SIGMA のレンズの印象といえば高解像、
シャープといった言葉が思い浮かびます。
ただこの105mmを筆頭に「色気」を醸し出すレンズが
増えてきたように思います。
中望遠では特にその特徴が引き立っていると感じます。
ガラスの塊のようなずっしりとした重さも
この写りでは仕方ない、気にならないと思うようになれれば
最高の写りはあなただけのものです。
これは青い空と木が映えたから。
そしてどれだけ解像するのかなという好奇心で絞って撮りました。
結構、遠景なのですが、、凄いです。
きめ細かい解像はこういう古びたものなどの描写にもぴったり。
拡大して画像を確認するとこのレンズの凄さが分かります。
だからこういうものも撮りたくなってしまう、という。
薄暗い道。(なぜこんな道を通ったのだろう、、)の先に光明が。
あれが撮りたい、という撮影者の気持ちを最大限に汲んでくれます。
というより描写や解像に関して不安になる必要がない、
というのが正しいでしょうか。
撮りたいと思ったものを撮る。それに応えてくれる。シンプルです。
もう一枚の木の写真も同様です。
中間辺りにピントを置いています。
というよりふとピントを回しながら見ていたら
その中間で手が止まったという感じです。
これも距離がかなりありますが前後ともに105mmという
中望遠のレンジが不思議な画をつくりだしました。
小さい画像では分かりにくいかもしれませんが
カーテンの細かな模様が繊細に描写されています。
ガラス越しとは思えない描写力。
とはいえそういう話は後付けでファインダーを覗いて見たとき
とても綺麗だったのです。
この写真を撮った理由はそれだけです笑
被写体を浮き立たせる。
中望遠でやりたい事の一つ。
その仕事を完璧にこなしてくれる。
このレンズを使わない理由がどんどんなくなっていきます。
写真において光学的な話ではネガティブな「逆光」も
カメラマンは撮り方でポジティブな要素に変えてきました。
光学的に進化すればこの「逆光」の問題は解消出来ることだと思いますが、
この105mmはその「逆光」をポジティブに使えそうです。
なんだか淋しそうに生えてました。
ほぼ日が暮れかけた時間帯でもシャッタースピードを気にせず
撮れるのはやはり魅力です。
周辺に減光がありますが、やはり暗いと落ちます。
レンズプロファイルを適用することで解決したりします。
個人的にはこの写真を撮ったときの心情にマッチしているのでこのままで。
浮き立ち感じとボケの滑らかさ。うっとりです。
被写体がいるならその被写体を引き立てるのに最高のレンズ。
何もなくとも日常を切り撮ると今までとは違う世界を見れるレンズ。
三脚座を外せば案外撮りやすいので持ち歩きなら推奨いたします。
次回またこのレンズを使うときには
また趣向を変えて撮ってみたいです。
それでは。
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