【カメラ関連ニュース】タムロン
デジタル一眼レフ専用「60mm F2」マクロレンズを開発
【主な内容】
タムロンは、APS-C相当の撮像素子を搭載したデジタル一眼レフ専用マクロレンズ「SP AF 60mm F2 Di II Macro 1:1」(Model G005)を開発したと発表。キヤノン用、ニコン用(AFモーター内蔵)、ソニー用。発売時期・価格は未定。
「SP AF 60mm F2 Di II Macro 1:1」は、等倍撮影が可能な単焦点のマクロレンズ。35mm判換算の焦点距離は90mm(1.5倍)、96mm(1.6倍)相当。同クラスのマクロレンズの一般的な開放値がF2.8なのに対し、一段明るいF2を実現。さらに浅い被写界深度や大きなボケ味が楽しめる。APS-Cサイズの撮影素子をもつデジタル一眼レフカメラ用マクロレンズとしては、F2は世界初の数値。
レンズの大型化を防ぐため、内部構造見直しや各部品の高精度化・細密化を図り、最大径73mmを達成。エンジニアリングプラスチックによる精密形成部品を採用し、軽量化も図っている。
レンズ構成は10群14枚。2枚のLD(異常低分散)レンズを採用により、諸収差を補正。またレンズ内の反射を抑えるために「新BBARマルチコーティング」を、さらにレンズ貼り合わせ面には「インターナル・サーフェス・コーティング」を施している。
等倍撮影時のワーキングディスタンスがクラス最長となる100mmで、被写体との距離が保たれてレンズ鏡胴の影がフレームに入りにくいとのこと。全長が変化しないインターナルフォーカス採用。フルタイムマニュアルにも対応する。MF時の操作性も従来より向上。
最短撮影距離は23cm。フィルター径は55mm。絞り羽根は7枚。サイズは最大径73×全長80mm、重量400g(※ニコン用)。丸形フードが付属。