【OLYMPUS】あの日の今頃
在宅時間が増える日々、ふと思い立って過去撮影したアルバムを見返していました。 発掘したのは初めて買った相棒「OLYMPUS PEN mini E-PM1」で撮影した写真たち。 レンズは散々悩んでとりあえずなんでも撮れるとおすすめされた「OLYMPUS (オリンパス) M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ」 元々は仲間との旅行が好きで記録用として購入してみましたが、 いざ買ってみると居ても立っても居られなくてわくわくの赴くまま18切符でふらっと動物園へ出かけたあの日を思い出す。
季節はちょうど今頃、地元の駅に向かう途中で満開の桜を撮った。 例年お花見で盛り上がる公園だけれど今年はどうだろう、 いや、もしかするともう何年も行っていないから公園自体の表情も変わっているかもしれない。 そう考えると「この時この瞬間」をナチュラルに記録しておけた事がなんだかとても嬉しかった。
これは「写真らしい写真」を意識して撮影した事をよく覚えている。 当時は写真系のSNSもそこまで発達していなかったので、携帯の待ち受けにして会う友達に見せていた。 今撮影するならもう少し桜側を意識した露出で撮影すると思いますが、 あの時見た木漏れ日の眩しさは確かにこうで、当時の自分は非常に満足していた。
動物園に着いて、早速のレッサーパンダ舎に大喜びするもすごい人気で撮影に苦労しながらやっと撮れた一枚。 笹にピントが来てしまっていて、今同じ写真が撮れたらすぐに取り直してしまいそうな一枚ながら、 黄昏れたレッサーパンダの視界を表現したと思えば、存外味わい深い。
次に見た白熊は泳ぐ姿と地上の姿がどっちも見る事が出来る構造になっていて、 潜ったあとに出てくるところを待ち構えた。
白熊の顔が構図に収まりきらなかったのが悔しかったのを思い出したけれど、 パワフルな白熊の表情と相まって迫力があり、今見てみると中々悪くない。
気持ちよさそうに日向ぼっこするアザラシ、これは良く撮れたと喜んでいた。
同様に気持ちよさそうに眠るヒョウ。 ここは天井の上の穴からのぞきこめる構造になっていて、 肉球を見せて眠る姿を見つけた時には一世一代のシャッターチャンスかの様に心躍らせた。 写真を追うごとにあの日の記憶が蘇ってきて、 あの日、目的地に着いた時には陽が傾き始めていて、 帰り際には「今日はゆっくり見ることが出来なかったから、いつかまた訪れよう。」と思った事も思い出した。 「あの動物園、結局行けていないからまた行きたいなぁ。」 「地元の桜が綺麗な公園はどうなっているだろう。」 記憶と共に様々な思いが沸き上がって、 あの日の自分から写真を楽しむ気持ちややりがいを貰えたような気がした一日でした。