【おいしいカメラ#007】黄金のレンズ!Petzvalの強烈なボケ【Lomography】
今回は、ロモグラフィーのNew Petzval 58mm F1.9をご紹介します。
時は江戸時代。
1840年にジョセフ・ペッツバール博士が発明した「Petzval(ペッツバール)」というレンズがあります。
そのレンズ設計と外観デザインを継承した新しいペッツバールが、当レンズ「New Petzval 58 Bokeh Control Art Lens」です。
オリジナルのペッツバールのデザインを引き継ぐ美しい鏡筒に、F1.9からの「ボケ調整リング」を差し込みます。
リングはプレーンな各サイズの丸型はもちろん、星型やハート型など様々な形があり、それらが生み出す強烈なぐるぐるボケは超個性的。
(中古のPetzvalの場合、その個体により付属するリングが異なりますので、ご注意ください。)
薄いピントに大きなボケ、そしてギア式のマニュアルフォーカスですから、扱いが難しいのではと想像するかもしれません。
確かにファインダーでピント合わせするのは慣れないとちょっぴり難しいでしょう。
そんな時は、180年前にはなかったライブビュー機能が頼りになります。
その使い勝手の良さは、まさしく「現代生まれのオールドレンズ」といったところです。
では写りを見てみましょう。
ボケは1~7の7段階に調節できます。
最もボケが強くなるのは7に設定したときで、こちらがボケレベル7の写真です。
中心にはしっかりピントが合い、周辺が大きくぐるぐるボケしていることが見て取れます。
また「ボケ調整リング」にはいろいろな形があるので、その中から星型を試してみると、点光源が見事に星型になりました。
なんてフォトジェニックなのでしょう!
いろいろ使えそうです。
Petzvalは85mm、58mm、55mmと3種類レンズが出ています。
デザインや色をはじめ対応マウントも選択肢がありますので、相性のよい一台を見つけ、ぜひお試しください!