映像制作される方にはお馴染みのATOMOS 「NINJA V」
最近ではNikon 「Z6」「Z7」、Panasonic LUMIX 「S1H」などが動画のRAW収録に対応するためのアクセサリーとしてNINJA Vを使い、より存在感が強くなってきました。
360gという軽さでありながら、5.2インチ10bit HDRモニターを搭載し、ミラーレスなどの小型カメラとの相性も良く持ち運びも便利です。
・多彩なモニタリング機能
最近のカメラは動画撮影を配慮してモニタリング機能も強化されていますが、画面が小さく分かりにくいことも多いと思います。
特に日中の撮影ではカメラ側のモニターでは輝度が足りずモニターが見えにくいシーンも多々ありますが、NINJA Vは1000nitという明るさで日中の撮影もサポートしてくれます。
中でも「LUTモニタリング機能」「ズームモード」は撮影してみて便利だと感じました。
・ズームモード
ズームモードでは、拡大してフォーカスを確認することができます。
カメラだと「ピント拡大」などと言われる機能ですが、この機能が便利なのは収録中にも画面の拡大位置の移動がスムーズに行えることです。
カメラに触らずモニター上で操作を行えるので収録中にカメラに触れて映像がブレる心配もなくなります。
・LUTモニタリング機能
Atomos は業界標準の.CUBEの3D LUTをサポートしており、LUTロード用のメモリースロットが8スロット用意されています。
使用するにはのSSD/HDDに「.CUBEファイル」を入れてNinja VにLUTをインポートするだけです。
LUT処理には3つのオプションが用意されています。
・During Record
こちらの設定を選択すると、収録映像にLUTをあてて書き込まれます
・During Output
OUTPUT LOOK(出力ルック) – こちらのオプションでは、選択した”ルック”が、NINJA VのHDMIループアウトにも適用されます。
・Compare
カラーマネージメント中に、様々な”ルック”を確認したり、Native Video Source(ネイティブ動画ソース)と比較を行うことができます。
私自身、LOG撮影をする事が最近増えてきたので、これらの機能は重宝しそうです。
ATOMOS製品はHDMI出力可能な様々なカメラと互換性があり、撮影を強力にサポートしてくれます。
過去にATOMOS製品で撮影した映像はこちら
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