私が衣替えをしようかと考えている機種は、FUJIFILM X100FからSONY RX1RM2です。
コンパクトデジタルカメラから、コンパクトデジタルカメラへ。
APS-Cからフルサイズへ。画素数の違いや使い勝手が異なる両機種。
今回衣替えをする前にお借りして、RX1RM2で試写することが出来ました。
RX1RM2の写真を紹介しつつ、なぜ私が衣替えを検討しているかを綴りたいと思います。
まず第一は、APS-Cフォーマットでの画質に不満を持ち始めたことです。
私は、A3ノビで写真を印刷することが多くあるのですが、APS-Cサイズを印刷すると、粗が気になってしまうことが多くあります。
もう少し細かい部分を鮮明に印刷したいと考えたとき、フルサイズボディへの憧れがありました。
上記の写真も、暗所部分がつぶれてしまいがちですが、RX1RM2ですと繊細な描写をしてくれました。
APS-Cサイズも優秀で、X100Fも良い写りをしてくれますが、A3ノビで印刷すると、どうしても不満が出てしまいます。
次に、ボケ感がフルサイズボディの方が強く出ることです。
両機種はどちらも単焦点レンズ35mm換算35mmのF2。
同じ設定で同じように撮影をしても、センサーの関係上、フルサイズの写真の方がボケ感が強くなります。
ですので、上記の写真の通り、ボケ感の強いより独特な世界観を閉じこめることができます。
最後に、両機種とも重量や大きさが著しく差が出ないことです。
私がコンパクトデジタルカメラを使用する理由は、毎日のちょっとしたことを記録するためです。
ですので、毎日のように持ち歩くため、軽量であることは欠かせない条件です。
X100Fは重量が約469gに対して、RX1RM2は約507g。差はわずか38gほどしかありません。
この差でフルサイズ・高画素機を楽しめるのであれば、買い替えるのも悪くない…。
実際に使ってみて、鞄に閉まっても違和感ない大きさで、毎日愛用ができる機種になってくれるなと感じました。
以上の理由から、RX1RM2に衣替えを検討しています。
ただし、X100Fに少し未練が残っており、実際には衣替えに踏みきれていません。
それは、X100Fのアナログ操作の楽しさが魅力的だからです。
ISO感度・シャッタースピード含めた露出に関する設定を、すべて液晶画面内の操作ではなく、ダイヤルで操作します。
その操る感覚が写真を撮る楽しさをより深めてくれ、私がX100Fを使用する理由のひとつとなっております。
そんなアナログ操作を好んでいる私が、果たしてRX1RM2が毎日愛用できる機種になってくれるのか、不安があります。
ですが、やはりフルサイズボディを使用したい…。
両機種ともそれぞれの魅力があり、なかなか衣替えができていない筆者ではありますが、X100Fを使用して2年…そろそろ新しい写真の表現を得るために、前に踏み出してみようかなと思います。